日別アーカイブ: 2021年2月27日

氷河期世代の採用に使える助成金とは?

gorilla-3526174_640 最近、新聞やテレビのニュースなどで、いわゆる「就職氷河期」の方を対象に重点的に雇用拡大をする動きが報じられています。 この世代は正規雇用の機会を逃したこと等により、十分なキャリア形成がなされず、正規雇用に就くことが困難な状態になっています。 そのような方々をハローワーク等の紹介により、正規雇用労働者として雇い入れる事業主に対して助成される助成金があります。 すなわち、特定求職者雇用開発助成金(安定雇用実現コース)です。 以下主な要件となります。

1.対象労働者の条件

雇入れ日において、対象労働者が以下の(1)~(4)のすべてに該当する者である必要があります。 (1)雇入れ日時点の満年齢が35歳以上60歳未満 (2)正規雇用労働者として雇用された期間を通算した期間が1年以下であり、雇入れ日の前日から起算して過去1年間に正規雇用労働者として雇用されたことがない (3)ハローワークまたは民間の職業紹介事業者などの紹介の時点で失業状態にある ※雇用保険の一般被保険者として就労している場合は、失業の状態とは認められません。 (4)正規雇用労働者として雇用されることを希望している 意外と(2)を満たすことができない方が少なくありません。 新卒で入った会社に2~3年勤めてから離職し、その後はひたすら非正規雇用を続けている方が多いようです。

2.助成額

対象期間を6ヵ月ごとに区分し、企業規模に応じて1人あたり一定額を支給します。 (1)大企業 支給対象期間:1年 第1期:25万円 第2期:25万円 (2)中小企業 支給対象期間:1年 第1期:30万円 第2期:30万円 企業はどうしても若い労働力を求めてしまいがちですが、氷河期世代をうまく活用することで、新たな展開が生まれるかも知れません。 氷河期世代の秘めた力を、ぜひ掘り起こしてみてはいかがでしょうか?
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カテゴリー: ユニークな助成金, 大型の助成金, 雇用系の助成金 | タグ: 厚生労働省 | 氷河期世代の採用に使える助成金とは? はコメントを受け付けていません。