今回は「中小企業生産性革命推進事業」(ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金などが含まれる)のコロナ特別枠について説明していきます。
1.現在までの予算規模>
R1年度の補正予算として当初3,600億円にコロナ禍で1次補正700億円、2次補正1,000億円と追加され、計5,300億円の予算規模にまで拡大していました。
さらに今回、第3次補正予算として2,300億円と大方の予想を超える大規模な補正予算が組まれました。金額から見ると大幅に拡充され、今後も当分の間の継続が期待できそうです。
2.通常枠の捕助上限金額、補助率は?>
どの補助金も通常枠の補助上限金額、補助率は今まで通りです。
もの補助で1,000万円・1/2(小規模2/3)、持続化で50万円・2/3、IT導入で450万円・1/2と、変化はないようです。
3.コロナ特別枠の存続は?>
今年、注目されたコロナ特別枠ですが、現行の特別枠は2020年12月で終了します。
3次補正では「特別枠」から「新特別枠(低感染リスク型ビジネス枠)」に改編・存続するようです。
新特別枠はもの補助で1,000万円・2/3、持続化で100万円・3/4、IT導入で450万円2/3と、一部調整中のものもあるようですが、ほぼ従来の特別枠を踏襲しているようです。
今回のまとめ>
予算規模が拡大され、特別枠も名称は変わりますがほぼ今の形で残るようです。対人接触機会の減少、ポストコロナを踏まえた取り組み、業務工程の非対面化などが申請時のポイントになります。