建設業界の方はご存知かと思いますが、建設業は他の業種に比べて雇用保険の保険料が少しばかり高く設定されています。
保険料率で言いますと、
■一般の事業:1,000分の9(そのうち事業主負担分は1,000分の6)
■建設の事業:1,000分の12(そのうち事業主負担分は1,000分の8)
となっています。
保険料は年間の人件費に上記保険料率をかけ算しますので、規模が大きな会社ほど、保険料額に結構な差が出ます。
今回は、なぜ建設業は保険料が高いのかについてご説明します。
1.離職者が他の業種より多いから
それには二つの理由があります。 一つは、離職者が一般の事業より多いからです。 雇用保険の保険事故は「失業」になります。 その保険事故が多いと言うことがわかっている業界は、保険料が高いのも仕方がないという考えなのです。 確かに、交通事故を起こす確率の高い人は、自動車保険も高いですよね。2.助成金の数が他の業種より多いから

3.建設業は労働時間の管理に要注意
助成金受給のためには、賃金台帳、タイムカードまたは出勤簿が揃っていることを前提として、その上で未払いの残業代がないかなどをチェックされます。 しかし、建設業ではタイムカードや出勤簿がそもそも無いケースが多いのが現状です。 実態としては、自宅から来るまで現場まで行き、仕事が終わったらそのまま現場から直帰をする。こんなケースがほとんどではないでしょうか?打刻式のタイムカードであると、そもそも事務所に立ち寄りませんので、打刻すらしないでしょう。 そのようなケースでは、タイムカードが空白の日は、「直行直帰」であることと、助成金の提出書類のどこかに「直行直帰=定時時間働いたと見做す」などのメモ書きをしておけば、審査する側はわかってくれるケースが多いものです。手書の出勤簿であれば、ありのままを記入すれば良いでしょう。 いずれにしても、労働時間の管理は、労働基準法上絶対必要です。それをせずに助成金受給は、さすがに不可能です。 もし不明点がある場合は、社会保険労務士などの専門家のアドバイスを仰ぐといいでしょう。※この記事に興味を持った方はこちらもおすすめです!
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