今回は私が普段から心がけている「目標設定の仕方のコツ」について説明します。
目標は大体130%くらいの高さの目標を立てて、
ちょっと努力したら実現する目標にして、
一段ずつ階段を上がるようにクリアにしていくことです。
会社でやる場合、最も重要なのは「皆で力を合わせてクリアにしていくこと」です。

起業した頃の私の最初の目標は「お茶が出てくること」でした。
自分の発明品を売り込んでいた、あまりに怪しかった私には、当初お茶すら出てきませんでした。
だからまず、お茶が出てくるような身分になりたい、というのが目標でした。
次の目標はコピーを買うこと。
とにかくお金がないので、コピーすらありません。いちいちコンビニまでコピーを取りにいっていて、雨でぬれてしまい、バイトの女の子に「コピー買って下さい!」と言われ、「じゃあ儲かったら買おう!」と言って、年賀状を刷るような家庭用のコピー機を買ったのを覚えています。
その後、「デザイナーを入れたい」「PCがもっとたくさんほしい」「自分たちのオフィスと持ちたい」「男性社員を入れたい」「エレベーターのあるビルに移りたい」「山の手内回りに引っ越したい」「新卒を入れたい」「カラーコピーを買いたい」という要望に、儲かったらやろう!と少しずつ目標をクリアにしてレベルを上げて、現在に至っています。
皆さんも、まずはちょっと頑張ればクリアできる目標を立てて、着実にクリアしていけば、いつの間にか不可能と思っていたことができるようになります。是非、試してみて下さい。
あと会社の場合は、一人ではなく、皆で力を合わせて目標をクリアしていくことが重要です。そういう成功体験が自信につながり、チームワークを強め、骨太の組織になっていきます。
実は当社で毎月立ててもらっている、部署と個人の重点施策もこの考え方が元になっています。
会社や部署の方向性からの重点施策もありますが、主に個人の重点施策は自分で目標を設定して、クリアしていく仕組みになっています。
この重点施策が、個人の目標と会社の目標の両方のベクトルを合わせる役割になっていて、この個人と部署の目標の達成度が半期ごとに集計され、査定結果に連動しています。
一つの目標を皆で力を合わせて、ロープレのレベルを上げていくように、ゲーム感覚でどんどん目標をクリアにしていく。それが査定に連動していて、頑張れば頑張るほどクリアできて、どんどん自分の成長を実感できるようになればいいな、と考えています。
私の好きな言葉で、
「成功は約束できないが、成長は約束できる」
というのがあります。
毎日、皆さん方の成長を見るのが私の楽しみです!
重点施策ってそういう意味があるんだな、と思って、意識して目標設定してみて下さい。