パソコンやスマホの普及で増える「VDT症候群」
「VDT症候群」という言葉をご存知ですか?
最近、目のトラブルに関連して、よく登場する言葉です。
VDTは“Visual Display Terminal”の略で、パソコンやスマホの画面を長時間見続けることから起こる、さまざまな症状が報告されています。
目の病気と言っても、近視・遠視・老眼といった誰でも知っているものから、白内障・緑内障・網膜剥離など、最悪の場合は失明にもつがる病気も少なくありません。日本眼科学会のWebサイトでは、40以上の目の病気が紹介されています。
日常生活でもっとも多いのは、いわゆる「疲れ目」ですが、度を超すと「眼精疲労」に始まって「手のしびれ」や「背中の痛み」など目だけにとどまらない症状を併発することもあります。
目に限らず健康を維持するためには定期的な検診と早期発見が欠かせませんが、そうはいかないのが現実です。どれだけの人がどういう形で「目の病気」に向き合っているのかを探るため、ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「目について」をテーマにアンケートを実施しました。
視力について7割以上が「悪いと思う」と回答
【調査】
質問:視力はいいですか?
「悪いと思う」と答えた人が7割を超え、「普通」と「良いと思う」人を圧倒しています。
メガネなどをしない「裸眼」は約3割
【調査】
質問:裸眼ですか?
約3割が「裸眼」で、残りは「メガネ」や「コンタクト」など何らかの対策をしています。「裸眼」の割合は前問の「良いと思う」と「普通」の合計にほぼ符合しています。
目の健康状態については9割超が「関心がある」
【調査】
質問:目の健康状態について関心はありますか?
「とても関心がある」と「少し関心がある」を合わせると、9割を超える人が「関心」を持っています。
目について「気になることがある」のは8割超
【調査】
質問:目について気になることはありますか?
85%の人が何らかの症状を抱えていることがわかります。トップ3は「視力が低下していると感じる」「目が疲れやすいと感じる」「ドライアイ」。比率は低いものの「目がかすむ」「目のかゆみ」「目が痛い」「充血する」「目やにが出る」などハッキリ異常を感じている回答もあります。
「目薬をさす」が4割超、「通院している」のはわずか
【調査】質問:目のケア等はしていますか?
目のケアについて、4割を超える人が「目薬をさす」と回答し、「特にしていない」人が約3分の1もいます。それに対して「通院している」との回答はわずか39人、全体の3.9%にすぎません。
失明原因のトップは緑内障~早期発見がカギ~
目の病気で最も怖いのは失明ですが、厚生労働省などの調査によると、失明原因のうち不動のトップは緑内障で全体の約4分の1か、調査年によってはそれ以上を占めると言われています。網膜色素変性症、糖尿病網膜症、黄斑変性などがこれに続き上位を占めています。
緑内障は眼圧の上昇により視野が狭くなる病気で、いったん欠けた視野は元には戻せません。通常は両目でモノを見ているため、自覚症状が乏しく早期発見がむずかしいとも言われています。これを防ぐには、きちんと定期的に検査をして早期発見することがカギとなります。高齢者に多い白内障のように薬で進行をある程度止められる病気もあります。
アンケートでは、9割以上の人が「目の健康状態に関心がある」、8割を超える人が「目について気になることがある」と回答している一方、ケアはほとんどの人が「目薬をさす」など自己判断ですませていることがわかりました。
視力・眼圧・視野・眼底などを調べる目の検査は特別やっかいなものではなく、近くの眼科でも気軽に受けることができます。気になる症状がある時はもちろん、自覚症状のない場合も定期的に眼科を訪れて「早期発見の機会をつくって欲しい」と、専門家は推奨しています。
1000人アンケート
今回の記事で引用したアンケート結果をはじめ、ナビットでは、1000人規模のアンケートを、お手軽にご依頼・ご購入いただけます。
1000人アンケートとは
「1000人アンケート」とは、ナビットが運営する「Sohos-Style」へ登録している全国約63,400人の調査モニターを対象に、性別、年齢、居住地、属性など実態の明らかなモニターを絞り込んでアンケートを実施出来るサービスです。
調査モニターの中心は、30~50代の女性です。
消費者である主婦をはじめ「実態」のある「生の声」としてアンケートの回答を得る事が出来るので、一般的なアンケート調査を行う多くのアプリ系モニターとは違い「定量的」な数値情報だけでなく「定性的」な「質」に関する情報を集める事が出来ます。
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