あけましておめでとうございます。
みなさんどんな年越しをお迎えになられましたか?
今年もよい年であるよう、お祈りしています。
ところでsortieの年越しは、思い切り電車の中(汗
12/31、上野から金沢に向かう夜行急行、「能登」に乗って、北を目指しました。
ところで、この「能登」に使っている電車がすごいのです。
それが、これ。
高度成長期、特急黄金期を支えた「ニッポンの正統特急車」、485・489系。
静まり返った上野駅の夜の静寂にたたずむ老兵。
積み重なった年月のみが醸し出す「重さ」がたまりません。
稀少になったボンネット車、しかも特急色がまだ上野にやってきていることが感激なのですが、それが夜行列車で、しかも「北に向かう」列車なのですから、旅の気分は高揚します。
国鉄特急色…クリーム色に、臙脂色の帯。
気品溢れ、そのあと「イメージチェンジのための塗装変更」が乱立してもなお、この塗装以上に美しく、見飽きない色がない。
21世紀のいま、まだ上野にこの色の電車が出入りしていることの素晴らしさ。
「能登」での旅は素晴らしいものでした。古きよき、重厚な乗り心地を生むDT32系台車に揺られ、いまや失われつつあるバネの反発感の強いクッションのシートに身をゆだね、アルミとデコラ板が作り出す寒々しい車内から明け行く空を眺める。
目が覚めればそこは、白銀の北陸地方。
これはまさに、旅情。
新幹線や今の車両で行く旅に、それはどのくらいあるのでしょうね。
…三が日から鉄ネタのsortieでした(大汗