飲食店は日常生活に潤いをもたらす大切な存在

リサーチ

新型コロナ禍で厳しい環境が続いた飲食店

この3年、飲食店業界では新型コロナの影響により度々営業制限を受けて、廃業や店舗の閉鎖など厳しい経営環境が続いてきました。

企業調査期間・帝国データバンク(TDB)の調べによると、ファミリーレストランでは上場主要外食チェーンの2022年6月期の店舗数は8,420店で、コロナ禍前の2019年12月期に比べて810店、率にして9%減少しています。

また、東京商工リサーチ(TSR)調べによる上場居酒屋チェーン16社の2022年9月の店舗数は5,387店で、2019年12月に比べ1,274店、19.1%も減っています。

2022年3月には、まん延防止等重点措置は全面解除されました。コロナ禍に伴うテレワークの普及や原材料の値上がり、人材の確保難など飲食店にとっては依然厳しい環境が続きそうですが、飲食店は私たちの日常生活に潤いをもたらす大切な存在でもあります。

ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「飲食店について」アンケートを実施しました。

利用回数は「月1回未満」が最多で3分の1近く

【調査】
質問:飲食店をどのくらいの頻度で利用しますか?

飲食店を利用する頻度は「月1回未満」が最も多くて3分の1に近い30.3%。「月2~3回(23.7%)、「週1~2回」(20.9%)、「月1回」(16.2%)との合計で全体のほぼ9割を占めています。

上位3種は「カフェ・喫茶」「ファミレス」「ファストフード」

【調査】
質問:どの飲食店を最も利用しますか?

利用する飲食店の種類で一番多いのは「カフェ・喫茶」で16.5%。「ファミレス」(15.1%)、「ファストフード」(14.4%)の3業種で半分近くになります。しかし、「寿司」「ラーメン」「和食」「居酒屋」など業種は多岐にわたっており、食文化の多様性を反映したアンケート結果となっています。

「食べたい料理があるか」が店を選ぶポイントのトップ

【調査】
質問:飲食店を選ぶ際、最も重要視することは何ですか?

店を選ぶときに最も重要視するのは「食べたい料理があるかどうか」が37%3分の1を超えています。次いで多いのが「美味しさ」(24.6%)と「安さ」(11.7%)。業種と同様、様々な理由が挙げられています。

参考にするサイトは「食べログ」「ぐるなび」「HotPepperグルメ」など

【調査】
質問:飲食店を選ぶ際に、どのサイトの口コミを参考にしたことがありますか?(複数回答可、回答数:1,985)

インターネットのWebサイトの口コミで最も参考にされているのは「食べログ」で561人と回答者の半数を超え、総回答数の28.3%を占めました。「ぐるなび」(370人・18.6%)と「HotPepperグルメ」(232人・11.7%)がこれに続いています。

飲食店を利用したいのはどんな時?

【調査】
質問:どのような時に、飲食店を利用しますか? (フリー回答)

フリー回答を大ざっぱに分類したところ3桁を超えたのは「外出や旅行」「作りたくない、時間がない」「家族や友人が揃った時」でした。このほかでは「祝い事や記念日などのイベント」「ランチ」「くつろぎたい、のんびりしたい」「おいしいものを食べたくなった時」「仕事」「休日・週末」などが挙がっています。

一部を原文のまま紹介します。

一休みしたい時、ホッと一息入れたい時

ご飯を作るのが面倒な時

美味しいものが食べたいとき

11月23日は「外食の日」

11月23日は祝日「勤労感謝の日」として知られていますが、一般社団法人・日本フードサービス協会が1984年(昭和59年)に制定した「外食の日」だそうです。この日が選ばれたのは、日頃、家事を担っている家族やパートナーの労を外食によってねぎらう趣旨からとのこと。

11月23日は飛鳥時代に始まったと言われる新嘗祭(にいなめさい)、つまり五穀の収穫を神々に感謝する行事で、明治政府により祝日とされました。第2次大戦後、なぜか「勤労感謝の日」となりましたが、元々日頃お世話になっている食料品に縁がある日だったのです。

日本フードサービス協会によると、外食産業の市場規模は25兆円、そこで働く人は500万人にのぼるそうです。「外食産業が元気になれば、食材を提供する農業・畜産業・水産業や食品製造業をはじめ、流通業、建設業、不動産業、情報通信業など多くの産業が元気になる」として、飲食店の利用ムードの盛り上がりに期待を寄せています。

1000人アンケート

今回の記事で引用したアンケート結果をはじめ、ナビットでは、1000人規模のアンケートを、お手軽にご依頼・ご購入いただけます。

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1000人アンケートとは

「1000人アンケート」とは、ナビットが運営する「Sohos-Style」へ登録している全国約63,400人の調査モニターを対象に、性別、年齢、居住地、属性など実態の明らかなモニターを絞り込んでアンケートを実施出来るサービスです。

調査モニターの中心は、30~50代の女性です。

消費者である主婦をはじめ「実態」のある「生の声」としてアンケートの回答を得る事が出来るので、一般的なアンケート調査を行う多くのアプリ系モニターとは違い「定量的」な数値情報だけでなく「定性的」な「質」に関する情報を集める事が出来ます。

お気軽にご利用下さい!

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