パーソナルコンピュータ(Personal Computer)、略してパソコン。PCという略語もよく使われます。
スマホの普及に伴って、若年層を中心に「キーボード離れ」や「パソコン離れ」を嘆く声も聞かれました。
しかし、新型コロナウイルス禍をきっかけにテレワーク(在宅勤務)が増え、パソコンの存在が改めて見直されています。 そこで今回は、ナビットの運営するSohos-Styleの地域特派員(SOHO会員)1,296人を対象に、パソコンについてアンケートしてみました。
パソコンの保有率は96.6%
【調査】
質問:パソコンを持っていますか?(対象:1,296人)
アンケートの対象がSOHO会員ということもあって、パソコンの保有率は100%に近いと言ってもよい高いものでした。
ちなみに、内閣府の消費動向調査によると、パソコンを持っている(2人以上の)世帯の割合は1990年代から急上昇。2004年に65.7%でいったん頭打ちになったあと、ゆるやかな増加ペースが続いて、2016年には79%を記録。その後は70%台で推移しています。
パソコンのタイプはノート型がトップ
【調査】
パソコンのタイプは何ですか?(対象:1,296人)
持っているパソコンのタイプで最も多いのはノートで、全体の4分の3近くを占めました。デスクトップがこれに続いており、この2つを合わせると9割を超えています。
一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)が発表している2021年の国内PC出荷は、ノートが762万台に対しデスクトップは124万台。ノート対デスクトップの比率はほぼ6対1。SOHO会員の調査では3対1とデスクトップの比率が高いのは、後で出てくる使用目的で「仕事」の割合の高いことが反映されているのでは・・と推測されます。
OSのシェアはWindowsが圧倒的
【調査】
使っているOSは何ですか?(対象:1,296人)
ほぼ9割がWindowsパソコンで、Microsoftが圧倒しています。
家電量販店のパソコン売り場に並んでいるパソコンのOSはWindowsだけと言ってもいい状況ですから、当然ですね。2番手のApple Macは約5%にすぎません。
しかし、リンゴのマークのアップル直営店は日本でも東京・銀座、大阪・心斎橋など大都市に展開されており、Macにも根強いファンがいます。 世界の200万を超えるサイトの訪問者のOSやブラウザなどを分析しているStatCounter Global Statsによると、Windowsのシェア7割強に対して、Macは12~13%あることが、それを示しています。
パソコン選びでは、まず機能と価格を重視
【調査】
質問:そのパソコンを選んだ理由はなんですか?(対象:1,296人)
「機能面」と「価格面」を挙げた人が3分の1ずつを占めていますが、「メーカー」で決める人も1割を超えており、「ブランド信仰」が根強いことも示しています。
「デザイン」や「操作」を重視する割合が少ないのは意外と言えば意外ですね。
使用目的のトップは「仕事」・・テレワークの影響?
【調査】
パソコンの主な使用目的はなんですか?(対象:1,296人)
テレワークの増加が影響しているのでしょうか。「仕事」が3分の1強を占め、「ゲーム」や「動画鑑賞」などを大きく引き離しています。
2番目に比率の高い「ネット検索」の中には「パソコンのスイッチを入れると、仕事などの中でネット検索することが多い」・・そんな使い方が反映されているようです。
止まらない技術革新・・パソコンのこれからは?
パソコンの普及率は2007年から70%台で上下しています。(内閣府の調査)
直近の2020年から2021年前半にかけては、
①Windows7のサポート終了に伴う買い換え
②コロナ禍によるテレワーク特需
③義務教育の子どもたちに1人1台のPCを整備するGIGA構想の前倒し
などで出荷は増加しました。
2021年秋に登場したWindows11は、いまのところ爆発的な買い替え需要を刺激してはいないようです。でもコンピュータをめぐる技術革新のスピードはめまぐるしく、いまのパソコンがどんな姿に変わっていくのか、予想はつきません。わたしたちの生活の中でパソコンの占める役割が小さくなることはないでしょう。
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