【 ナビットブログ 】3/9(金)ステンレスは錆びないのです。

春らしくなったと思ったらすぐに寒くなる…そんな三寒四温の季節の変わり目ですが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。冬もいいけど春もやっぱり気持ちいい、季節にうるさいsortieです。

そんな中ですが今日も鉄道ネタで行きます(大汗)。

電車の車体は、最近すっかり「銀色で、無地、無塗装」が増えたとお気づきかと思いますが、その先鞭8せんべん)ともいえるのが、当時の鉄道先進国だったアメリカから技術供与を受けて東急が1962年(昭和37年)に登場させた7000系です。

それまでの鉄道車両といえば鋼鉄製だった(もっと昔は木造だった)ので、「腐食」という鉄にとって最大の欠点をクリアすることが大変だったのですが、錆びないステンレス(やアルミ)素材の車体でしたら、その問題はクリアになるのでした。実際、この東急7000系は今年で登場して満50年にならんという(!)車両なのですが、走行機器などをアップデートして7700系という名前になったものの、まだ東急線内に健在していますし、日本各地の地方私鉄に譲渡された7000系も、ほとんどが残ってるのです。これらの車両の自慢の「錆びない車体」は、まったくといっていいほど、痛んでいないように見えます。

とはいえ、さすがに半世紀近く走り続けたこの7700系も数年前から引退(ようやく?)の声も聞こえ始めました。銀色の電車王国になった東急(そして日本)の電車の嚆矢(こうし)ともいえる7700系に会いに行ってみませんか?多摩川線や池上線で、都会の中をかわいい3両編成で走っていますよ。

 

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