日常に溶け込んだコーヒーチェーン店

進む大手コーヒーチェーン店の寡占化

全日本コーヒー協会によると、全国の喫茶店の数は1981年の15万4630店をピークに減り続けており、2021年には5万8669店。40年で62％も減っています。代わって増え続けているのが、スターバックスなどの大手コーヒーチェーン店です。なかでも下記の4社は「4強」とも言われ、その店舗数は突出しています。

（いずれも公式Webサイト掲載の店舗数）
　スターバックス　　1,846
　ドトールコーヒー　1,067
　コメダ珈琲店　　　　966
　タリーズコーヒー　　700

4社とは店舗数に差がありますが、サンマルクカフェ、プロント、星乃珈琲店、珈琲館、カフェ・ド・クリエ、カフェ・ベローチェなどが「店舗数ランキング」に顔を出しています。

ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「コーヒーチェーン店」についてアンケートを実施しました。

コーヒーチェーン店、7割が利用

【調査】
質問：コーヒーチェーン店を利用しますか？(対象者：1000人)

アンケート対象者の7割が、コーヒーチェーン店を「利用する」と回答しています。

「月1日程度」が最多で6分の1

【調査】
質問：どのくらいの頻度でコーヒーチェーン店を利用しますか？ (対象者：1000人)

利用頻度が最も多いのは「月1日程度」で166人。割合は回答者の6分の1。次に多いのが「3ヶ月で1日程度」151人と「2～3週間に1日程度」122人となっています。

利用する目的は「休憩したいとき」がトップ

【調査】
質問：どんな時に利用することが多いですか？(対象者：1000人)（複数回答可）（回答数：1823）

どんな時に利用するかを複数回答可で尋ねたところ、「休憩したいとき」が最も多くて436人。次いで多いのは「気分転換がしたいとき」261人、「友人などとおしゃべり」237人などでした。

好きな店は「スタバ」「コメダ」「ドトール」など

【調査】
質問：最も好きなコーヒーチェーン店はどこですか？(対象者：1000人)

最も好きなコーヒーチェーン店のトップスリーは「スターバックス」281人、「コメダ珈琲店」130人、「ドトールコーヒーショップ」125人。回答者の居住地にもよると思いますが、実際の店舗数とほぼ似通った傾向を示しています。

スタバ1号店はシアトルの観光スポット

日本で圧倒的な店舗数第1位を誇るスターバックスは、世界でも90以上の国・地域で3万を超える店舗を展開しています。

1971年に開業した1号店は、米国で現存する数少ない青空市場の一つ、ワシントン州シアトルの「パイク・プレイス・マーケット」（Pike Place Market）の一角にあります。

この市場では魚投げのパフォーマンスが有名で、シアトル観光の定番スポットになっていますが、スタバ1号店（Pike place店）も世界中から訪れる観光客でにぎわっています。

スタバと言えば人魚をデザインした緑色の看板がチェーン店の顔になっていますが、この1号店の看板の色は茶色。開業時のデザインがそのまま残されています。

「1000人アンケート」とは

「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。