気象庁の3ヵ月予報では、平均気温が高い確率は50%
日本列島は次々に梅雨が明け、気温が各地で35℃を超える猛暑日が続くなど、異常な天気が続いています。
気象庁は全国の季節予報を定期的に発表していますが、6月23日発表の1ヵ月予報によると「特に注意を要する事項」として「気温は、北・東・西日本では、期間の前半はかなり高くなるところが多い見込みです」と予測。向こう1ヵ月の天候は、北日本では曇りや雨の日が多いものの、東・西日本では平年に比べ曇りや雨の日は少なく、気温は「北・東・西日本で高い確率は70%」としています。
また、6月21日発表の3ヵ月予報では、7~9月の平均気温は「北・東・西日本で高い確率は50%」として、「暑さは厳しく、熱中症に注意が必要」と警戒を呼びかけています。
ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「夏の自宅内での困りごとについて」をテーマにアンケートを実施しました。
8割が、夏の自宅内での困りごとについて「ある」と回答
【調査】
質問:夏の自宅内で困ることはありますか?
8割を超える人が、夏は自宅内で困ることが「ある」と答えています。平年に比べ暑さが厳しいとなると、実際に起こる困りごとは増えそうですね。
困りごとで多いのは「熱がこもる」「虫(蚊)が入る」「湿気が多い」
【調査】
質問:夏の自宅内で一番困ることは何ですか?
一番多かったのは「熱がこもる(暑い)」で、3分の1あまり。梅雨明け宣言がない段階から、6月では異常な猛暑日(35℃以上)が全国で続出したのですから、当然ですね。
次いで多かったのは「虫(蚊)が入る」で3割弱を占めました。高温に関連して「湿気が多い」が約12%でした。
湿気対策で多いのは「窓を開けて換気」
【調査】
質問:自宅内でよく実施している湿気対策は何ですか?
コストのかからない「窓を開けて換気」が一番多くて全体の4割。「除湿機での除湿」(16.6%)、「サーキュレーター扇風機の使用」(10.2%)、「換気扇を常時作動」(6.8%)など電気製品を使う人の割合が合計で3割を占めました。
虫(蚊)対策で多いのは「網戸にする」がトップ
【調査】
質問:自宅内で実施している虫(蚊)対策は何ですか?(複数回答可)
回答数:2,267
最も多かったのは「網戸にする」で696件、回答数に対する比率は約3割でした。以下「殺虫スプレーの使用」(370件・16.3%)、「ワンプッシュタイプの使用」(261件・11.5%)、「電気式液体蚊取り器の使用」(234件・10.3%)「蚊取り線香の使用」(229件・10.1%)と続き、昔ながらの「ハエたたきなどの使用」もわずかですがありました。
暑さ対策のメインは「エアコンの使用」がトップ
【調査】
質問:自宅内で実施している暑さ(熱中症)対策は?
この設問は文章で自由に回答してもらう形をとっており、前の4問のように正確な%で切り分けができませんが、傾向ははっきり出ています。
「エアコンを使う」「エアコンと扇風機を使う」「エアコンと換気扇などを使う」など「エアコン」を含む回答を抜き出したところ、全体の4割を超えていることがわかりました。
また「扇風機と他の手段(エアコンを除く)との併用」が約70件あり、「扇風機」の存在感も高いことがうかがえます。「水分をとる」という対策も約150件と目立っています。
24時間換気システムのある住宅は暑さ対策にも活用を
3問目の湿気対策の回答に「換気扇を常時作動」という回答があります。最近話題になることが少ないのですが、2003年7月に建築基準法が改正され、新築の建築物には24時間換気システムの設置が義務づけられています。
昔の木造住宅は「呼吸する」と言われ、「すきま風」も当たり前。換気設備がなくても自然換気が行われました。しかし、最近の住宅は木造でも断熱性と機密性が高まっています。そのため、新建材によるシックハウス症候群が問題になり、建築基準法が改正されました。
住宅の場合、24時間換気システムの性能は、1時間あたり換気回数0.5回以上、2時間に1回、部屋全体の空気が入れ替わればよいことになっています。住宅には普通「第3種(排気口にのみ換気扇)」が設置されています。
24時間換気システムのある住宅では、「電気代がもったいない」からと切ったままにしておかず、暑さ対策にも大いに活用することをおすすめします。
1000人アンケート
今回の記事で引用したアンケート結果をはじめ、ナビットでは、1000人規模のアンケートを、お手軽にご依頼・ご購入いただけます。
1000人アンケートとは
「1000人アンケート」とは、ナビットが運営する「Sohos-Style」へ登録している全国約63,400人の調査モニターを対象に、性別、年齢、居住地、属性など実態の明らかなモニターを絞り込んでアンケートを実施出来るサービスです。
調査モニターの中心は、30~50代の女性です。
消費者である主婦をはじめ「実態」のある「生の声」としてアンケートの回答を得る事が出来るので、一般的なアンケート調査を行う多くのアプリ系モニターとは違い「定量的」な数値情報だけでなく「定性的」な「質」に関する情報を集める事が出来ます。
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