冷え性と冷え症
日本人の女性の8割以上、男性の4割以上が冷え性を自覚していると言われます。冷え性というのは手足や体の表面の温度が下がって冷たく感じる状態ですが、気温とは関係なく起こります。男女の差は、女性が男性に比べ体温を上昇させる筋肉質が少なく、逆に脂肪が多いため温まりにくいことが原因だそうです。女性のスカートも原因の一つと言われています。
ところで、「冷え性」は「冷え症」とも表現されますが、どう違うのでしょうか。広辞苑には「冷え性」しか載っていませんが、インターネットの検索やWordなど日本語ソフトで「ひえしょう」と入力すると両方出てきます。「冷え性」は検査で異常が認められない場合、つまり病気ではない、そして「冷え症」は漢字の意味通り異常が認められる場合と区別されているようです。
ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「冷え性」についてアンケートを実施しました。
【調査概要】
・調査期間:2024年11月
・調査機関:株式会社ナビット
・調査対象:20代~80代の男女
・有効回答数:1000人
・調査方法:Webアンケート
冷え性に悩まされている人は約3分の2
【調査】
質問:冷え性で悩まされていることがありますか?(対象:1,000人)
冷え性に悩まされている人は回答者1,000人のうち678人で、約3分の2を占めています。
悩まされている部位は「足先」と「手足」
【調査】
質問:冷え性で最も悩まされている部位はどこですか?(対象:1,000人)
冷え性で悩まされている部位のトップは「足先」で413人。2番目に多い「手足」の214人と合わせると6割を超えています。
最も多い症状は「手足・足先など末端が冷える」
【調査】
質問:どのような症状で悩まされていますか?(対象:1,000人)※回答数:2,202人
最も多いのは「手足・足先など末端が冷える」で639人。次いで「血行が悪くなる」(282人)、「肌がかさつき荒れがちになる」(198人)、「肩や腰が痛くなる」(189人)など、症状が多岐にわたっていることがうかがえます。
対策は「温かい飲み物」など多様
【調査】
質問:冷え性対策として実施していることはありますか?(対象:1,000人)※回答数:4,044人
1人平均4つを挙げており、対策に苦労している人の多いことがわかります。「温かい飲み物を飲む」(474人)、「お風呂の湯船につかる」(447人)、「厚着・重ね着・重ね履きをする」(436人)の3つが400人台で上位に並びました。
効果のあったのは「ゆたんぽ」「レッグウォーマー」など
今回は「冷え性対策で効果のあったことやグッズがありましたら、教えてください。」というアンケートをフリー回答で実施いたしました。原文を一部ピックアップしてみます。
「筋トレをして筋肉をつけたら以前より冷え性が改善した。」
「夫が買ってくれた、まるでこたつソックスは暖かかった。」
「こたつに入ることが最も足先を温められる。」
「湯たんぽを寝る前に布団の足のあたりに入れておく。」
「発熱する手袋やホットマットを買った。」
「なし」を除く具体的な回答は約300人で、数の多かったのは「レッグウォーマー」「ゆたんぽ」「靴下」「腹巻」「カイロ」などでした。
温活と生活習慣
健康維持のための理想的な体温は36.5~37℃と言われるのに対し、日本人の平均体温は半世紀以上も前に比べると「0.7℃下がっている」そうです。背景としてはエアコンの普及など様々な要因が挙げられています。
設問4と5でも様々な冷え性対策が紹介されていますが、体温を上げるための取り組みを「温活」と称して、温活グッズ市場も形成されています。オンライン・マーケットでは「着るコタツ」や「歩ける電気毛布」「蓄熱式ゆたんぽ」、電子レンジでチンする「カイロ」や「ゆたんぽ」など、アイデア商品がいろいろ紹介されています。東京ビッグサイトで、その名もズバリ「“冬”の冷え性対策展」と銘打ったイベントが開かれたこともあります。
もちろん冷え性対策としての温活は、グッズに頼るだけでは解決しません。体を温めるための「食べ物や飲み物」「運動」「ストレスの解消」など、日常の生活習慣も大切です。もっとも、こうした習慣の大切さは冷え性対策に限ったことではありませんね。改めて健康のための生活習慣をチェックしてみてはいかがでしょうか。
「1000人アンケート」とは
「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。
1000人アンケートの特長
1.アシスト機能を使って設問を自分で編集
2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答
3. データレポートやテキストマイニングも対応(オプション)
4. カード決済なのでいつでもアンケート実施が可能
1000人アンケート価格表
ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!