和室の定義ってなに?
和室の定義というのは明確に決まりはないようですが、一般的には日本の伝統的な要素や様式を取り入れた部屋のことをさすようです。和室は、以下の特徴によって定義されることが多いです。
- 畳:和室の床は畳で覆われており、1畳、2畳といった単位で広さを表します。畳の質感や弾力は、和室の基本的な要素です。
- 襖や障子:部屋の仕切りには、木枠に紙や布を貼った襖や障子が使われ、光を柔らかく通したり、空間を柔軟に分けたりできます。
- 床の間(とこのま):床の間は飾り物を置くためのスペースで、掛け軸や花瓶などを飾って季節感を演出します。
- 欄間(らんま):部屋の上部に設けられた装飾的な窓で、通気や採光の役割も果たします。
- 和風の意匠:壁の仕上げには砂壁や漆喰、家具には和風の調度品が使われることが一般的です。
和室はこれらの要素によって、落ち着いた雰囲気と和風の美しさを生み出す空間として日本の伝統文化に根付いています。
ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「和室」についてのアンケートを実施しました。
【調査概要】
・調査期間:2024年10月
・調査機関:株式会社ナビット
・調査対象:20代~80代の男女
・有効回答数:1000人
・調査方法:Webアンケート
やっぱり和室が好き
【調査】
和室は好きですか?(対象:1000人)

和室は好きですか?というアンケートでは「好き」と回答された人が41.7%でした。また、「どちらかといえば好き」という人が44.5%で両方合わせると86.2%の人が和室に対して好意的だということがわかりました。
和室は伝統的な日本の部屋
【調査】
和室にはどのようなイメージがありますか?(対象:1000人)※回答数:3092

和室に対して持っているイメージについてのアンケートでは「伝統的」という回答が1番多く500人という結果でした。1000人アンケートなので、半分の人が和室は伝統的だと考えているようです。次が「ぬくもりがある」で469人、「懐かしい」が343人と続いています。
まだまだ和室がある家が多い
【調査】
家に和室はありますか?(対象:1000人)

和室の有無に関するアンケートでは、家に和室が「ある」と回答された人が70.0%という結果になりました。やはり完全に洋室だけでは落ち着かないのでしょう。
和室は必須と思っている人が多い
【調査】
もし今後家を建てる場合、和室を設置したいですか?(対象:1000人)

今後家を建てる場合のプランについてのアンケートです。和室を「設置したい」という人が36.0%で「どちらかといえば設置したい」と回答された人が32.8%でした。合わせると70%近くの人が和室を設置したいという回答となっています。
和室の嫌なところは?
【調査】
和室で不満な点がありましたら教えてください。
今回のアンケートでは、上記の質問をフリー回答で実施しました。一部回答をピックアップしてみます。
「毎日の生活をそこでするよりは、荷物を置いたりする場所として使用してしまう。畳替えをしなくてはいけないので、面倒。」
「畳の表替え、ふすま、障子の張替えを定期的にしなくてはいけないのでお金がかかる。でも一部屋くらいならあってもいいかな。」
「和室は好きだけれどアトピー性皮膚炎なので和室よりフローリングのほうが清潔を保てる気がする。」
和室についての不満点は多くの人が「畳」についてでした。メンテナンスに関する言及が多く、古くなると洋服などについて困る。というような意見が多くみられました。また小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では、ふすまや障子の破損、汚損について問題意識を持っている人が多いようです。
和室と洋室の「畳数」による広さの違い
日本では、部屋の広さを「畳数」で表すことが一般的ですが、和室(日本間)と洋室(洋間)では、同じ「6畳」という表記でも実際の広さが異なることがあります。これは、地域や建物の構造、畳のサイズによって違いが生じるためです。
まず、畳にはいくつかの寸法があり、地域によって一般的なサイズが異なります。
• 京間(本間):関西地方で使われる広めのサイズで、1畳あたり約0.955m x 1.91m。
• 江戸間(五八間):関東地方で一般的なサイズで、1畳あたり約0.88m x 1.76m。
• 団地間(六四間):団地やアパートでよく使われるサイズで、1畳あたり約0.85m x 1.7m。
和室では、畳の大きさがほぼ固定されているため、「6畳」と表記すれば広さが一定ですが、洋室の場合は少し異なります。洋室はフローリングやカーペットなど畳以外の床材を使用するため、「畳数」は目安として使われ、和室と全く同じ広さではないことが多いのです。例えば、洋室で「6畳」と表記されていても、和室の6畳より若干狭く感じる場合があります。
このように、日本の部屋は同じ「畳数」でも、和室と洋室で体感する広さが異なる可能性があります。部屋選びやリフォームの際には、この違いを考慮するとよいでしょう。

「1000人アンケート」とは
「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。

1000人アンケートの特長
1.アシスト機能を使って設問を自分で編集
2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答
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