あけましておめでとうございます。
ベンゼンです。まだ地域によっては松の内ということで、皆さんはどのようにお過ごしいでしょうか。
私は昨年から、週末になると『イマーシブ』という言葉を冠した博物館やイベントに行くことが多くなりました。
『イマーシブ』とは没入感があるという意味で、プロジェクションマッピングを用いたり、音響や照明を工夫したり、
物語の役になりきることで、博物館の展示やゲームなどのリアリティーをより追求している。イベントによく名づけられます。
一つ目は、「グラン・パレ・イマーシブ永遠のミュシャ」展に行きました。
この展示は、アルフォンス・ミュシャの作品を6mの巨大なスクリーンにプロジェクションマッピングを駆使して映し出し、
アール・ヌーヴォーの美しい世界やスラブ叙事詩、そしてミュシャの生涯を体験できるものです

グラン・パレ・イマーシブ永遠のミュシャ 会場前の看板
6mの大画面に映し出される「ジョブ」
これほど、拡大してもそのバランスが崩れることなく、美しさを保ち続けています。
「ジスモンダ」をはじめプロジェクションマッピングによりアール・ヌーヴォーの女神たちが動きます。
まさしくこのポスターの女優サラ・ベルナールはミュシャと共に永遠の美を得たのかもしれませんね。
今回の展示では、ミュシャの生涯やスラブ叙事詩、ミュシャの後年への影響についてスポットが充てられていました。
2017年国立新美術館 開館 10周年・チェコ文化事業 ミュシャ展のスラブ叙事詩を観に行ったとき、最大8m×4mという巨大なキャンパスに絵描かれるスラブ叙事詩から感じた、絵の世界に没入していくような体験をまた得ることができました。
次に『イマーシブ』な体験として、「マーダーミステリー」というゲームにハマっています。
このゲーム最大の特徴は、一生に一度しか遊ぶことができないということです。
何故かというと、マーダーミステリーは参加者が特定の役割を演じながら、殺人事件の謎や犯人を当てるというゲームで、
ミステリーの内容を知ってしまうともう一度、参加することができなくなるため、
一生に一度しか同じタイトルのゲームを遊ぶことはできないのです。
これまでに数多くのタイトルが出ており世界観も様々で、それに合わせてより没入感が得られるようにゲーム専用の施設があったりもします。
私はその施設を友達と一日借り切って、魔法剣士になってみたり、AIや探偵になってみたりしていました!
「最果停の災禍」パッケージ
「ウェンディ、大人になって」パッケージ
近年は体験価値を追求しているイベントが本当に増えてきたなと感じます。
ぜひ皆さんも、『イマーシブ』な体験をしてみてはいかがでしょうか。