こんにちは。ハリ丸です。
ハリネズミの生態はわかっていないことも多く、謎に包まれた部分も多い動物です。
今回紹介する行動は飼育下でもたまに見ることができる不思議な行動です。
ハリネズミの基本的な特徴
ハリネズミの特徴といえば、背中の針です。でもこの背中のトゲトゲした見た目と相まって、
実はお腹側はフワフワの毛で覆われていてとてもやわらかいです。
耳と鼻はとても発達していて、超音波領域の周波数も感じることができるみたいです。目はあまりよくないです。
学習能力はあまり高くないですが、飼い主を認識する程度はできるようで、個体差もありますがとても良く慣れる仔もいます。
基本的には夜行性ですが、飼い主の生活習慣に順応する仔もいます。
自然界では夜中にエサを求めて何キロも移動します。見た目とは裏腹に結構動き回るようです。
↑ウチの仔は毎日夜中になると走ってます
ハリネズミの不思議な行動
ハリネズミの習性の中で一つだけとても珍しいというか、不思議な行動があります。
この行動は「アンティング」と呼ばれてます。
どのような行動かというと、自分の知らないニオイや味を感じると、口をモグモグと動かし泡のようなものを出して体にその泡をこすりつけます。
食べたことのない新しいエサを与えた時、床材に今まで使っていなかったものを入れた時、など今まで感じたことのないニオイなどを感じるとアンティングをするみたいです。
この行動の意味はわかっていなくて、マーキングのためとか、ニオイを体に付けることで周りのニオイと同化させて身を守るため、のような説があるようです。
顔を背中に向けてものすごい反り返って泡を針につける姿はわりと無理がある体勢に見えるので驚くかもしれません。
僕もハリネズミを飼い始めてこの行動を初めて目にした時は「え?なにやってんの(汗)」というかんじで、ちょっとビックリしました。
↑つい最近アンティングを見ることができたので撮影してみました