皆さんは、「三石」という場所をご存じでしょうか?
JR山陽本線で、兵庫県から岡山県に入って、最初の駅が三石です。「みついし」と読みます。
周囲を山に囲まれた、小さな集落といった感じの町なのですが、大きな煙突をもった工場がいくつも並んでいる、ちょっと変わった雰囲気の町でもあります。
以前より、一度は途中下車してみたいと思っていたのですが、先日、そんな機会がありました。
駅を降りると、町を貫いていると思われる一本道が。
しばらく歩いてみましたが、古そうな建物も点在していたりして、少し懐かしい気持ちになりました。
煙突をもった工場とは、レンガ工場なのです。そんなわけで、なんとなくレンガ造りの建物が多かったように思います。
さて、駅からしばらく歩いたところで「三石城址 登山口」という看板が目に入りました。
なんとなく登ってみようと思い登山道へ入ったところで、ちょうど地元の人に会いました。その人に聞くと、登るのにだいたい30分かかるとのこと。当初は1時間しか滞在しない予定としていたので、一瞬躊躇しましたが、せっかくなので登ることにしました。
先ほどの人の話では、途中にキイロスズメバチがいるので注意せよ、とのことでしたが、ときどき頭の上をブーンという羽音が聞こえ、少しビクビクしながらの登山となりました。
けっこう急な道で、途中迷いそうにもなりながら、どうにか山頂についたときは汗びっしょりでした。
きれいな展望を期待していたのですが、意外と高い木が多く、視界がわるかったですが、どうにか見つけた見晴らしのよいところからの眺めはなかなかでした。
結局、2時間滞在することになりましたが、普段は味わえない経験ができて、なかなか良かったです。