11/1(日)【コラムの森】江戸八百八町の美しさにびっくり

sortie、実は「江戸時代」が好きだったりします。
だからといって時代劇を見たりはしないのですが、「あの時代の日本の美しさ」に憧れるのです。

その中のひとつに、街の統一感があります。

江戸の市街は17世紀末には約44万平方メートルの規模があったといいます。
同じ頃、欧州一の大都市ローマは約15万平方メートル、ロンドンは約9万平方メートル、パリは約6万平方メートルだったそうですよ。

江戸の市街地における緑の比率も世界一だったそうですから、すべてが建物だったわけではないにせよ、ほとんど同じような造り方の建物がその規模で並んでいたのですから、ドキドキします。
僕ってヘン?

ということで、幕末の愛宕山(あたごやま)からの江戸大俯瞰をご覧下さい
(クリックすると、かなり大きな画像が出ます)。
見事な都市景観です。

火事や地震への対応を考えると決して強くは無いし、理想的ではない日本家屋ですが、もし、耐震・耐火の技術が「この江戸の時代の姿をとどめるために」使われていたとしたら?
現代日本は、パリやロンドンのような統一感がある、もっと美しい街であったかもしれません。

・・・それにしても、この写真を見たときは鳥肌が立ちました。
時代劇や映画で、そしてセットで見たことあるものではない「ホンモノ」の江戸の景観のもつ凄さに、です。
たしかにこの写真を撮ったこの瞬間、江戸表の人々は「この写真の風景の中で」普通に暮らしていたんですものね。

ちなみに。
「八百八町」とか「八百屋」「八百万(やおよろず)」などといいますが、「八」は「すごく数がおおい」という意味があるそうです。

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