ボリューム満点で、かつ非常においしいカツの定食を提供してくれる「かの矢」。
3年半前の開店時は、そのうまさをココでお伝えしてましたが、そのお店が閉じてしまうと伝え聞きました。
さっそく真相を確かめるべくお店へ。おそるおそる扉を開けてみると、昼時は過ぎているのにほぼ満席。
そして、週刊誌での紹介記事のコピーとともに、青い貼り紙が貼られていました。
「本年十二月二十九日をもちまして、閉店させていただきます。長らくのご愛顧ありがとうございました」
お店が閑散としているわけでもないし、儲かっていないわけでもないように見えます。
サクサクの衣、やわらかい肉、定食についてくるメンチカツのジューシーさ、ライス大にしても無料、リーズナブルな価格。
わざわざ自社ビルまで建ててお店をやってきてるわけなので、何か事情があるのかなあと思います。
なんというか、ひとつの時代が終わった感が(数年の話ではありますが)。
カウンターの向こうのおじいちゃんら3人の、お客・食事についての姿勢が常に真摯で、
それでいて楽しそうに見えてたのが好きだったのかも。
そういうのって、外から見ても好感が持てるわけで。
大げさにドラッカー的に言えば、
「真摯でなければいけない」「組織は人を幸福にしなければならない」を
小さいながらも実践していたのかも??
この日は肩ロースステーキ定食を食べましたが、閉店までにもう一度カツを食べられるかなあ。
場所は、まんてんの隣の隣ぐらいです。
written by でんティ