『直近3年間で増えた業種、減った業種ランキング』~不動産取引の大幅な増加、電気機器・事務機器(小売)の減少~

データ形成・整備・開発

「オープン君&てったいちゃん」「法人電話帳データ」より、
今年も毎年恒例の、
「直近3年間で増えた業種、減った業種ランキング」
をご紹介させていただきます。

今回は、2022年1月から2024年12月までの3年間の法人電話帳データ収録情報を元に集計を行いました。

直近3年間で増えた業種ランキング

 まずは、直近3年間で純増した業種ランキングです。
 これは、同じ業種内で、増加した件数から減少した件数を引いたものです。

 新たにランキング入りした「介護関連サービス業」「不動産取引」のみが大幅に純増しています。

「介護関連サービス業」「不動産取引」が大幅に純増。その理由は?

 「介護関連サービス業」は、2024年に行われた介護報酬改定の背景があります。報酬単価の見直しやが行われ、事業者にとって有利な改定が入った可能性が考えられます。
また、「不動産取引」では、金利の先高観による駆け込み需要が理由の1つにあると考えられます。将来的な金利上昇が見込まれる中、低金利のうちに住宅ローンを組もうとする人が増加し、不動産取引業界が増加した可能性が考えられます。

 直近3年間で減った業種ランキング

 次に、直近3年間で減った業種ランキングです。
 これは、同じ業種内で、減少した件数から、増加した件数を引いたものです。

「組合・団体関連」「電気機器・事務機器(小売)」が新しくランキング入りしています。
中でも電気機器・事務機器(小売)が減少傾向にあります。デジタル移行で「紙文化」後退しており、ペーパーレス化やクラウドサービスの普及で、プリンターやコピー機などの事務機器のニーズが大幅減少したことが原因であると考えられます。

 その他に、「日本料理」の純減数が2022年は3,086件、2023年は4,716件とランキング入りしていましたが2024年にはランキング入りの対象ではありませんでした。

 直近3年間で変動した業種ランキング

 最後に、直近3年間で変動した業種ランキングです。
 これは、同じ業種内で、増加した件数と減少した件数を足したものです。

 2022年・2023年にはトップ10に入らなかった「介護関連サービス業」が10位にランクインしています。
不動産業界・IT業界などからの異業種介護関連サービス業に参入していることが背景として見受けられます。
介護付き住宅、見守りIoTシステムなど、新しい介護ビジネスモデルが立ち上がっているのが、業種増加の可能性として考えられます。

業種情報は「オープン君&てったいちゃん」「法人電話帳データ」で

直近3年間の全国の電話帳掲載情報から集計した、
「純増した業種」「純減した業種」「増減数の多かった業種」を
ご覧いただきました。

ナビットでは常に“生きた情報”をご提供できるよう、データを整備、更新しています。

ご活用の際には、最新情報を扱うナビットの
オープン君&てったいちゃん」「法人電話帳データ」を
是非、ご検討下さいませ。

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