12/2(月)高級珍味からすみを手作りする

こんにちは、おんちゃんです。

秋も終わり、ほんのり年末感の漂うこの季節になると、私は毎年「あるもの」を求めて市場へ足を運びます。
その「あるもの」とは、高級珍味「からすみ」の材料であるボラの卵です。

462586702_1057795776084422_998137181043318058_n

我が家ではこのからすみを手作りするのが冬の恒例行事。
最初は自分の晩酌用にこしらえていたのですが、今年は私のからすみを楽しみにしているお酒飲みの親戚がいるので、ほぼその人のために作ります。

完成までに約一か月ほどかかりますが、ほとんどの工程が放置なので実際の手間はそれほどかかりません。

ざっくりとした工程は以下の通り。

買ってきたボラ子を血抜きする(一晩)→塩漬け(約1週間)→塩抜き(約3日)→干す(約2週間)→完成

最初の血抜きの工程が一番たいへんで、あとは簡単です。
私は塩抜きのタイミングで塩を抜くと同時に旨味をしみこませるために、日本酒や出汁に漬け込んでいます。

現在は干す工程の最中。ここからさらに1週間ほど乾燥させます。

462586237_1032739531872974_4553560811211608651_n

からすみといえば高級なイメージですが、こんなに時間がかかると思うとその訳も理解できます(元のボラ子も結構高いのですが…)。

そうして完成したからすみは真空パックして保存しておきます。すぐに食べてもいいですが、数カ月熟成させておくとさらにおいしいような気がします。

462584201_27684130237899329_559909196706567161_n

写真は去年のもの

食べ方もいろいろ。
そのまま切って食べても美味しいですが、少し炙ると香ばしいかおりが広がってさらに幸せに。辛口の日本酒とよく合います。

また、すりおろしてパスタと和えるボッタルガパスタや、混ぜご飯のアクセントなど、意外と幅広く使えます。

465557404_940144184135924_4754460019777257323_n

市場に行けばまだボラ子が並んでいると思いますので、手間ひまかけた料理が好きな方はぜひチャレンジしてみても面白いと思いますよ。

カテゴリー: スタッフコラム パーマリンク