12月17日(月) 映画「黒部の太陽」

こんにちは、ツユムシ堂です。
先日「黒部の太陽」という映画を観ました。

しばらく前にテレビを見ていて、映画「黒部の太陽」が東日本大震災のチャリティとして上映されていることを知りました。
この映画は、戦後の電力需要増大に対応する為、富山県と長野県が接した山岳地帯に水力発電用のダムを
造ることになったのですが、その資材運搬用のトンネルを掘る難工事の内容が映画化されたものです。

この映画は、実際にあった難工事を忠実に映画化したことと、当時の映画業界は五社協定といって五社の映画製作会社が俳優やスタッフ、映画館などを抱え込んでいて他社の映画には出られないという仕組みがあっのですが、そこから独立した石原裕次郎と三船敏郎が、五社協定を打ち破って製作、上映したという点が特徴だそうです。

私が見たテレビの予告番組では、それらのことが映画の映像や当時の関係者によって語られており、面白そうな映画だと思いました。
上映は全国各地で行われているそうですが、調べてみたら私の行けるところでも上映があったので、折角の機会と思い、観ることにしました。

さて、映画を観た感想ですが、事前に映画を作った背景や作るときの苦労をテレビ番組で見ていたこともあって、そういう目線で観ましたが、雄大な山岳風景など、大きなスクリーンで観ることにより、ダイナミックさが強調されているように思いました。
古い映画のためCG技術などないわけですが、実写にこだわって撮ったそうで、そういう意味でも見ごたえのある映像でした。
演じている俳優さんも、半分ぐらいは名前を知っている人でしたが、そうそうたる俳優が出演していて、演技もしっかりとしたものがありました。

映画は、ノーカットで3時間15分ほどと長いものですが、飽きることなく観ることができました。
後日、テレビで再放送されている予告番組を再び観ましたが、映し出される映画のシーンのどれもを覚えていました。

そして、上映後にサプライズがありました。
この映画のカメラマンだった金宇満司さんがステージに現れ、撮影当時のエピソードを話されました。
金宇さんは、上記の予告番組でも話されているのですが、映画を撮った本人から話を聞くことができてよかったです。

 

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