メリークリスマス!皆さん、楽しいクリスマスを迎えていますか?
大変、ご無沙汰しております。シマシマリスです。
クリスマスにはあんまり関係ないのですが、実は私、読書が趣味なので年末年始のお休みにかけて、今日はオススメの本を3冊ご紹介させていただきますね(^Д^)
まず、一冊目は堅い、役に立つ本を!
尊敬する「超整理法」で有名な野口悠紀雄先生の
「経済危機のルーツ モノづくりはグーグルとウォール街に負けたのか」という本です。
内容は結構難しいので、読み応えがありますが、読む価値のある一冊です。
1960年から10年単位で日本と世界の経済の変遷を解説しながら、今何が問題なのか?をわかりやすく説明しています。
内容的に非常にショックだったのが「モノづくり神話が日本をダメにする」という部分です。キーワードとして「脱工業化」「世界分業体制」が出てきます。
レーガン大統領とサッチャー首相の功績をたたえ、アメリカは国ではなく世界である、古いものの生き残りを支援してはいけない、日本人は謙虚さと率直さを失い、内向き思考になった、今こそ教育を、と訴えています。
世界の中で、日本がおかれている立場がとてもよくわかるので、オススメ★5つです。
次はちょっと軽めの一冊「モンスター」です。
一言で言うと、美容整形のお話しです。子供時代、あまりに器量が悪く、悲惨な人生を送ってきた主人公が、美容整形によってすっごい美人になって、周囲を見返していく、というお話しなのですが、いかに整形していくか?という取材が細かくて、とにかくよく掘り下げてあって、美人の顔の特徴とか、メイクの仕方とか、なかなか勉強になります。。
ビジュアル格差社会の現代では、整形してでもきれいになって勝ち組になる!というのは、アリかもしれません。
あまりの人造人間ぶりがモンスター的に怖いというか、すごい執念に素直に感心したので、★4つとさせていただきました!
最後の1冊は、今年読んだ本の中で一番、文句なしに面白かった本「ジェノサイド」をご紹介します。
この本は「このミステリーがすごい」でも1位に選ばれているので、既に読まれた方も多いのでは?と思います。
何が面白かったか?というと、ジェノサイドとは「大量虐殺」のことで、生物の中でも大量虐殺をする生き物は人間だけで、弱いものを淘汰して強いものだけが生き残った結果が人間の進化であり、人類の本性とは基本、競争でしかなく、共存の未来は「超人類」という進化した新種でしかありえない、というすっごい壮大なテーマを描いているところです。
とにかく、ダントツに面白いので、絶対に読んだほうがいい1冊ですよ!
特に、人間の悲しくも残酷な本性を、自分自身で認識でき、読んだ後で色々と考えさせられる一冊でした!!
超オススメ★5つです!!
年末年始は「こたつでお正月派」のあなたへ、テレビに飽きたら、読書もいいですよ。
以上、シマシマリスでした。
良いお年を\(^o^)/