汗による体温調節機能が大切
広辞苑(岩波書店)によると、「夏バテ」は「夏、暑さのために、体がぐったりと疲れること。夏まけ」とあります。
人の体は温度の変化に対応して体温を調節する機能を持っています。体温が上がると汗をかいて、その気化熱で体温を下げます。しかし、高温多湿の日が多い日本の夏は、汗が気化しにくいため、この体温調節機能の働きが鈍くなり、夏バテになることが増えます。
夏バテを防ぐためにエアコンは必須の存在となっていますが、これに慣れると室内と外気温との差が大きくなって、自律神経の調節機能が低下し夏バテになりやすくなるというジレンマもあります。最近「熱中症警戒アラート」という警報が毎日のように出されていますが、夏バテが重症化すると熱中症や感染症にかかりやすくなりますから、夏バテを甘く見ることは危険です。
ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「夏バテ」についてアンケートを実施しました。
【調査概要】
・調査期間:2024年7月
・調査機関:株式会社ナビット
・調査対象:20代~80代の男女
・有効回答数:1000人
・調査方法:Webアンケート
8割以上が夏バテを経験
【調査】
質問:今までに夏バテ(夏の暑さによる体調不良など)を感じたことはありますか?(対象:1000人)
これまで夏バテを感じたことのある人は「ほぼ毎年感じている」407人と「毎年ではないが、夏バテの経験がある」438人を合わせると845人。8割を超える人が夏バテを経験しています。
一番多いのは8月、次が7月
【調査】
質問:何月に夏バテを感じますか?(対象:1000人)
夏バテを感じるのは8月が一番多くて427人。次いで多いのが7月で272人。この2ヵ月で全体の約7割を占めています。
夏バテの原因のトップは「屋内と屋外の温度差」
【調査】
質問:夏バテを感じる一番の原因は何だと思いますか?(対象:1000人)
夏バテを感じる原因で最も多いのは「屋内と屋外の温度差」で301人。2位「暑さによる睡眠不足」169人、3位「高温多湿の環境による発汗の異常」152人のトップ・スリーでした。
症状で多いのは「体が重い・だるい・疲れる」
【調査】
質問:夏バテにおいて、よく感じる症状は何ですか?(複数回答可)(回答数:2,831)
夏バテで感じる症状を複数回答可で尋ねたところ、最も多いのは「体が重い・だるい・疲れる」で732人。次いで多いのは「やる気が出ない」404人、「食欲がない」314人、「不眠・睡眠不足」280人、「頭痛」249人などとなっています。
予防・解消のキーワードは「食事」「水分」「睡眠」など
【調査】
質問:夏バテ予防・解消するために 実施していることは何ですか?(1日3食しっかり食べることなど)(フリー回答)(対象:1000人)
フリー回答で夏バテ予防・解消の方法を聞いてみました。多かったキーワードは「食事」「水分」「睡眠」「エアコン」などでした。回答の一部を原文のまま紹介しましょう。
・1日3食しっかり食べる。
・栄養のあるものを食べるようにしている。
・エアコンを適度に使用する。
・こまめな水分補給を行うようにしている。
・温かい飲み物も飲むようにしています。
・できるだけ睡眠時間を確保する。
8・9月は熱中症に警戒、一部では危険ランク
日本気象協会が7月下旬に発表した「2024年の気温傾向と熱中症傾向」によると、今年8月の気温は「全国的に平年より高く、猛烈な暑さの日が多い」、また9月も「全国的に平年より高く、厳しい残暑が続く見込み」だそうです。
7月に最高気温が40℃を超すところが続出しており、熱中症について8月は「東北南部から沖縄までが厳重警戒、一部が危険ランク」、9月も「関東甲信から沖縄まで警戒ランク」と発信されています。無理をしないで猛暑の夏を乗り切りましょう。
「1000人アンケート」とは
「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。
1000人アンケートの特長
1.アシスト機能を使って設問を自分で編集
2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答
3. データレポートやテキストマイニングも対応(オプション)
4. カード決済なのでいつでもアンケート実施が可能
1000人アンケート価格表
ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!