なぜナスにガラガラ、キュウリにハヤ?お盆の「精霊馬」に込められた願い
夏の盛り、お盆の時期になると仏壇や盆棚にお供えされる「キュウリの馬」と「ナスの牛」。一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。これらは「精霊馬(しょうりょううま)」と呼ばれ、ご先祖様の霊があの世(浄土)とこの世(現世)を行き来するための「乗り物」として作られる伝統的な風習です。
足に見立てた爪楊枝や割り箸を刺したキュウリとナスには、それぞれ深い意味が込められています。 キュウリで作る馬は、脚が速い乗り物の象徴です。「ご先祖様が少しでも早く我が家に帰ってこられるように」という願いが込められています。一方、ナスで作る牛は、歩みが遅く力強い乗り物の象徴。「お供え物をたくさん積んで、景色を楽しみながらゆっくりとあの世へお帰りください」という心遣いが込められているのです。
地域によっては、牛に荷物を引き易くするための手綱としてそうめんをお供えしたり、馬に乗るための鞍として蓮の葉を敷いたりすることもあります。近年では、キュウリやナスを使って自動車やバイク、スーパーカーなどの形にアレンジするユニークな精霊馬をSNSに投稿する若い世代も増えており、時代とともにその形を変えながらも「ご先祖様を敬い、おもてなしする」という温かい心は受け継がれています。
ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「お盆の過ごし方」についてのアンケートを実施しました。
・調査期間:2026年6月
・調査機関:株式会社ナビット
・調査対象:20代~80代の男女
・有効回答数:1000人
・調査方法:Web
お盆の予定、「決まっていない」が7割超え
【調査】
今年のお盆の時期の予定は決まっていますか?(対象:1,000名)

今年のお盆の予定が決まっているかについてのアンケートで一番多かったのは「いいえ」で76.6%でした。一方で「はい」と答えた人は23.4%にとどまりました。実に7割以上の方が、お盆直前や当日の気分・状況に合わせて柔軟に過ごし方を決めている様子が窺えます。
過ごす場所、1位は「自宅」で約半数
【調査】
今年のお盆の時期は主にどこで過ごす予定ですか?(対象:1,000名)

お盆の時期に主に過ごす場所についてのアンケートで一番多かったのは「自宅」で50.3%でした。次に多かったのは「特に予定はない」で28.9%、「実家」が11.8%という結果になりました。「自宅」と「特に予定はない」を合わせると約8割にのぼり、遠出や帰省をせず、住み慣れた自宅周辺で穏やかに過ごすスタイルが定着していることが分かります。
過ごし方の定番は「家族とゆっくり」「お墓参り」
【調査】
毎年、お盆の時期は何をして過ごすことが多いですか?(複数選択) ※回答数1,767

こちらは複数回答でいただきました。毎年のお盆の過ごし方についてのアンケートで最も多かったのは「家族とゆっくり過ごす」で432人、次に多かったのは「お墓参りをする」で291人、「家でのんびり過ごす」が230人、と続いています。混雑を避けて家の中でリフレッシュしたり、お墓参りなど伝統的な行事を取り入れたりして過ごす方が多いようです。
お盆の悩み第1位は「渋滞・交通混雑」
【調査】
お盆の時期に困ること・気になることは何ですか?(複数回答可) ※回答数2,219

お盆の時期に困ることについてのアンケートを複数回答でいただきました。悩みがある人の中で最も多かったのは「渋滞・交通混雑(高速道路など)」で405人、次に「暑さ・熱中症の心配」が291人、「公共交通機関の混雑・遅延」が214人、と続いています。移動時の激しい混雑や近年の酷暑、そして旅行費用の高騰などが、多くの人にとって頭の痛い種となっているようです。なお、「特になし」と回答した人も275人いらっしゃいました。
懐かしい思い出と親戚集うひととき
今回は、「お盆の時期に関する思い出があれば教えてください」という質問をフリー回答で実施しました。一部回答を原文のままピックアップして紹介します。
「子どもの頃のことですが、親戚中で集まり、いとこと花火をしたことがお盆の思い出です」
「昔は実家で親族揃って飲み食い・談笑するのが常でした。最近では地元の盆踊り大会を準備から後片付けまでするのが、一番の楽しみです」
「車での帰省は、渋滞も多くとても大変だった思い出がある。今は以前より暑くなっているので、夏の帰省も大変かなと思う」
フリー回答では「子どもの頃に親戚集まって花火やスイカ割りをした」「出前やお寿司をとってみんなで食べた」といったノスタルジックな体験談が多く寄せられました。また、「昔は暑い中お墓参りに行ったが、墓じまいをしたので楽になった」といった時代の変化を感じさせるエピソードや、「渋滞の車内での思い出」を挙げる声も印象的でした。
「お盆」の由来を知ると、夏の過ごし方が少し変わる?
お盆の正式名称は「盂蘭盆会(うらぼんえ)」といいます。この言葉の語源は、古代インドのサンスクリット語「ウラバンナ(Ullambana)」に由来するといわれています。
「ウラバンナ」とは「逆さ吊り」という意味を持つ言葉です。お釈迦様の弟子である目連(もくれん)尊者が、亡き母親が地獄の餓鬼道で「逆さ吊りの苦しみ」を受けていることを知り、お釈迦様の教えに従って旧暦7月15日に多くの僧侶へ食べ物や飲み物を供養したところ、母親が救われたという故事が由来となっています。
つまりお盆とは、単にご先祖様を迎えるだけでなく「日頃の感謝を込めて施しを行い、先祖や他者に慈悲の心を寄せる期間」という意味合いを持っているのです。
アンケート調査でも、自宅でゆっくり過ごす人や家族との時間を大切にする人が多数派でした。激しい渋滞や酷暑を避けて自宅で涼しく過ごしながら、ふとご先祖様に思いを馳せたり、遠方の家族へ連絡を取ったりする。そんな現代ならではの穏やかなお盆のひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

「1000人アンケート」とは
「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。

1000人アンケートの特長
1.アシスト機能を使って設問を自分で編集
2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答
3. データレポートやテキストマイニングも対応(オプション)
4. カード決済なのでいつでもアンケート実施が可能
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