8/21(月)素晴らしい読後感

こんにちは、カパーシーです。

最近読んだ本でとても印象に残る、というか、上手い、と思わず膝を打った小説について書きたいと思います。

山本文緒さんの『自転しながら公転する』です。

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山本文緒さん自身の闘病生活をつづった『無人島のふたり―120日以上生きなくちゃ日記―』を読み、他の作品も読んでみるかと思って、数冊彼女の本を手を取ってみました。直木賞を取った『プラナリア』やドラマ化した『恋愛中毒も』素晴らしかったんですが、『自転しながら公転する』は特に良かったです。500ページ強ある小説ですが、無駄な描写がなく、かつ設定が上手いのでわくわくしながら読み終えることができました。

残念ながら、山本文緒さんは2021年に58歳という若さで他界をされたため、今後彼女の新作が発表されることがないのが残念です。
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