こんにちは、NNです。
“思考の整理”を鍛えるにはミステリーは最適です。
著者 乾くるみ(男性)さんの代表作というと
『イニシエーション・ラブ』
を挙げる方が多いのですが、今回は『蒼林堂古書店へようこそ』を紹介いたします。

『“扇町商店街から一本入った脇道沿いにある蒼林堂は、ミステリ専門の古書店である。店の奥には四畳半ほどの広さのスペースがあり、百円以上の売買をした客には、一杯の珈琲がふるまわれるというサービスを四年半前の開店時からずっと続けている。”』
というお決まりのフレーズで各章は始まり…。
推理小説には死体が必要である!
というどこかの誰かが唱えたミステリのルールからは外れた作品で最近耳にすることが多くなってきた“日常系ミステリ”の短編集です。
最後に、筆者について、紹介いたします。
・乾くるみ[イヌイクルミ]
1963年生まれ、静岡県出身。静岡大学理学部数学科卒業。1998年『Jの神話』で第4回メフィスト賞を受賞して作家デビュー。2007年に文庫化された『イニシエーション・ラブ』は150万部を超えるベストセラーとなり、2015年に映画化された。
ではまた。