全館あかりをつけよ!

今回は、自己紹介を兼ねた、私の生い立ちのご紹介です。 私は神奈川県の箱根町の旅館の娘として生まれました。桐谷箱根荘という旅館で今は弟夫婦が跡をついでいます。 旅館と住まいが同じ敷地内にあるため、私は女将として働く母の姿を身近にみて育ちました。そのため、普通のご家庭とは違い、商売が1番、家庭は2番という特殊な環境で育ちました。 小さい時から「商売」というものがどのようにあるべきか?というのを、叩き込まれてきました。その中で、今も覚えていて今の自分の中で、核になっているようなエピソードを3つ、ご紹介します。 1.全館あかりをつけよ! 多分、石油ショックの時だったと思います。世の中が不景気になり、どこの旅館もお客さんが来なくなって、バタバタと潰れていきました。うちの旅館にもお客さんがこなくなり、部屋はガラガラで閑古鳥が鳴いていました。 そんな時、母は「全館明かりをつけよ!」と全従業員にお客さんがいないのに、毎日、全室明かりをつけさせていました。前を通る人や車が「桐谷さんのところだけは、いつも満室だ」と思ってもらえるからと、苦しい見栄を張っていました。 「景気の悪い時ほど胸をはれ。それが商売人の心意気だ!」と。 この言葉は、今も私の核になる言葉として残っています。 商売というのには波があり、いい時だけではなく、必ず厳しい時、苦しい時というがのあります。 商売人というのは逆境の時こそ真価が問われます。まず気持ちで負けないこと。そんな商売人としての強さを母に教わりました。 716a9941ed21237daecb45a159c244ee_w 2.サービス業はろうそくである。自分の身を削って人を照らせ。 この言葉は旅館のようなサービス業の基本の言葉です。 サービス業に向いている人か?向いていない人か?はすぐにわかります。まずサービス精神があるかどうか?です。 サービス精神というのは「どのくらい相手の立場にたってものを考えられるかどうか」という能力です。 賞金を稼ぐプロゴルファーがいいレッスンプロになれるか?というとそうとも限らないのは、この能力がないからです。最初からできる人はできない人の気持ちがわかりません。また何がわからないか?がわかりません。サービス精神のある人は、相手が子供なら膝をおって同じ目線になり、年寄りには相手のわかる言葉を使って説明します。人にものを教えてもらうと、この能力の有無がすぐにわかります。 あと一つ「相手の喜びを自分のことのように喜べる」ことが、サービス業の適正能力です。この能力をもっている人は、実はとても少ないです。本当の友達は悲しい時に一緒に泣いてくれる人ではなくて、嬉しい時に一緒に喜んでくれる人です。 サービス業に向いている人は、当社のようなIT業界でもとても優秀な働きをします。まず職場ではムードメーカーになり、お客様の身になって親身になって相談にのり、一緒に怒り、一緒に泣き、一緒に喜びます。人の幸せを喜べるので、人生の中で何倍もの幸せを実感することができます。仲間も多く、豊かな人生を送ります。 ダウンロード 3.女将の仕事はオーケストラの指揮者である 旅館の女将の仕事は、昔からある究極の総合職です。女将さん自身は料理も作らないし、布団もあげないし、掃除もしません。それぞれの部署の人たちの仕事を差配し、指導し、チェックして、一番いいおもてなしの環境を作ることが仕事です。 大事なのは、自分でやらないということです。専門家には口を出すな!の門という字には口がありません。専門家を信用して仕事を任せる。それをプロデュースし、一番いい形に仕上げることが仕事です。 女将の仕事も社長の仕事も基本は同じで、オーケストラの指揮者です。それぞれの役割の人たちを信用して仕事を任せる。そして仕上がりをチェックして、全体としてどうすれば一番いい演奏になるか?の音合わせをする。誰が音を外しているのか?テンポがはずれていないか?をチェックする。 まず耳がよくなければならないし、それぞれの楽器が演奏できて、専門用語も話せなければなりません。チームワークが大事なので、それぞれの演奏者の事情にも気を配らなければならないし、未来のために次の人材も育てていかなければなりません。常に勉強していかないとついていけなくなります。 でもそれって今の私の仕事と同じですよね。つくづく女将の仕事も社長の仕事も同じだなぁって感じます。 music_orchestra 4.おまけ 父の金言3つ ついでに父から言われた言葉もいくつか紹介します。 ・「商いを飽きないでやる」 仕事は短距離走ではなく長距離走です。頑張りすぎるともたないので、時にはのらりくらり、根気強く、我慢強く、したたかに、商売人は商いを続けなければなりません。 ・「商売に一番大事なものは信用である」 支払い遅延や返済遅延などをしてはダメ。信用を築くには長い時間がかかりますが、失う時は一瞬です。借りたものは返す。冠婚葬祭や義理人情は欠かさない。スタッフや業者を大事にしていい関係を築く。トレンドをおさえる。業界の発展に寄与する。情報収集と広告に真剣に取り組む。 ・「生き銭と死に銭」 経営は投資です。一生懸命稼いだ利益を何に使うか?が重要です。お金を何に使うか?を考える時、投資したお金がお金を呼び、より多くのお金を連れてきてくれるお金を「生き銭(イキゼニ)」といいます。これに対し、投資したお金がお金を連れてこない、効果のないお金のことを「死に銭(シニゼニ)」と言います。自分への投資は生き銭ですが、助成金がもらえるからと言って不要な投資をするのは死に銭です。 商売人はこの貴重な原資を生き銭に使うよう心がけなければなりません。 ちょっと長くなりましたが、自己紹介を兼ねた、私の生い立ちのご紹介でした。 ではでは~('◇')ゞ  

オススメ書籍↓

41ZNh7nyZHL._SX337_BO1,204,203,200_  

オススメ書籍↓

51RjJ6TQ-KL._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_  

カテゴリー: お知らせ | 全館あかりをつけよ! はコメントを受け付けていません。

性善説と性悪説 

今回は性善説と性悪説のお話しです。 以前、神保町にオフィスがあった頃の苦い失敗談です。 ある営業マンの売上が空発注だったことが判明し、とても大変なことになったことがあります。最初から悪気があったわけではなく、最初は順調だった案件が頓挫し、既に受注をあげているので、それを取り消せず、ズルズルと時間がたち、発覚した時には取り返しがつかない額になっていました。 その時に、その営業マンにいわれたのは 「御社がもっとしっかりとした受注の管理体制があったら、こんなことにはならなかったのに・・」でした。 その時に思ったのは、この期におよんで人のせいにする人だから、この人はダメなんだなぁ、ということと、性善説で会社を運営してはダメだなぁ、ということでした。

★★★

世の中には、性善説と性悪説というのがありますが、私はいつも「性弱説」が一番正しいんじゃないか?と思っています。 とにかく人は弱いので、周囲に流されます。落書きがたくさんしてある場所は、いつのまにか落書きだらけになるし、さぼっている人ばかりの教室ではみんながさぼり始めます。 以前、子供のPTAの時に感じたのは、特に女性は、ボス猿がいい人だとみんないい人の集団になり、意地悪な人だと皆が意地悪な集団になる傾向がありました。パレートの法則というのがありますが、集団は2:6:2の構成比で動き、真ん中の6割の人はどちらにでも流されます。確固とした意志をもって動いているのは、上と下だけで、あとの6割は浮動票です。 そしてこの6割の浮動票が実は一番、数が多く、力を持っています。この人たちがどう動くか?で集団の意志が決まり、方向性が決まります。そういった意味で、このムーブメントで動く6割の人たちが、闇落ちしない仕組みがとても重要です。 そしてこの痛い失敗から、不正ができないような頑丈な仕組みを作ろうと思いました。それがウリカン(売上管理システム)で、今の経理ちゃんの前身です。不正のできない頑丈な仕組みを作ることが、結果的に弱い人たちを守ることになる、というのが失敗から学んだ私の結論です。

今後はテレワークが増え、カシーへの依存度がますます上がっていきます。カシーによって業務の効率化ができるようなシステム開発を進めていこうと考えているのは、この性弱説が元になっています。

b0c50a81f0c3b03fa48bc2a1d2dbfd2b_w

また部課長の皆さんにはよく「不用意な発言をしないように」や、「管理職は感情を外に出さないこと。常に泰然自若であること」と言っている理由は、集団というのは予想以上に、ムーブメントで動くものだからです。特に今回のコロナや売上不振の時などは、上が不安な顔をしたら、部下の人たちは必要以上におびえ、感情的になり、不安になります。リーダーはそういった人の弱さをきちんと理解し、自分の部署が変なムーブメントに惑わされないよう、常に万全の注意を払わなければなりません。

★★★

あと一点、スタッフの皆さんには「人のせいにしないこと」だけは、是非お願いしたいです。

私は昔から、人のせいにする人がとにかく大嫌いで、どうして嫌いか?というと、そういう人は、3年後に会っても、5年後に会っても、同じ話をしているからです。進歩がありません。 人は自省して初めて、痛みを感じます。その痛みから学び、成長します。 自分は悪くない、周りが悪いんだ、と常に周りのせいにしている人は、痛みもない分、成長もありません。ずっと同じ不平不満を、職場を渡り鳥のように転々としながら、ずっと繰り返しています。そして一生、自分は運がないとぼやいています。 痛い目にあったら、自省し、学習しないと、また同じ落とし穴に落ちます。 Qごとに部署ごとの振り返りをしてもらっているのは、この自省して成長するメカニズムを促進させるためです。逆に今、失敗して悩んで、痛みを感じている人は、それは「成長痛」です。背は伸びていないけれど、心が成長している証拠なので、トコトン悩んで成長して下さい。 皆さんは、自分の成長を実感できていますか? 以上、性善説、性悪説のお話しでした。ではでは~('◇')ゞ

オススメ書籍↓

51hjgJztIsL._SX338_BO1,204,203,200_

オススメ書籍

51pJOinGNgL

カテゴリー: お知らせ | 性善説と性悪説  はコメントを受け付けていません。

仕事は楽しいかね?

今日は入社式でいつも最後にするお話し、「これから社会人になる方向けのアドバイス3つ」をご紹介します。 1.「仕事は楽しいかね?」 私は仕事に楽しさや面白をさを求めるのは、甘いと思っています。 なぜなら、お金をもらっているからです。 それでも、仕事を面白いと思える人がいたら、その人はとても幸せな人だと思います。 なぜなら、仕事をしている時間が人生の中で一番長い時間だからです。 その長い時間、まだ〇時か?まだ〇時か?と就業時間をばかりみて過ごすのと、毎日、自分なりに創意工夫して、夢中になって、面白いと思って過ごしている人と、どちらが幸せでしょうか? 私は間違いなく、後者の人の方が幸せだと思います。 人は一生の中で、ずっと仕事をし続けていかなければなりません。家族と過ごす時間よりも長い時間、仕事をしています。 その長い長い時間を、イヤイヤ時間つぶしで過ごす人生なんて、せっかく生まれてきたのにもったいないと私は思います。 だから私はいつも言っています。 「幸せな人生を送って下さい」と。 これから始まる、長いお仕事人生が幸せになるよう、お祈ります。

51-akDCvHzL._SX343_BO1,204,203,200_

  2.「アリの視点、鳥の視点、魚の視点」 当社では、よく視点の話しが出ます。 昔は社長になる人に必要な視点として、アリの視点と鳥の視点と言われていましたが、今はそれに「魚の視点」というのが加わりました。それぞれの視点について説明していきます。 まずはアリの視点とは「神は細部に宿る」という言葉のように、細かいところを見れば、その会社がわかる、というものです。飲食店で掃除がいき届いていなかったり、会社の観葉植物が枯れていたりすると、そのお店や企業はダメだとダメ出しされてしまいます。社長にはアリのような緻密な視点が必要、という意味です。 次に鳥の視点です。 もしあなたが東西と南北に高速道路を作るとして、高速道路だから信号は作れない、としたらどうしますか? 答えは立体交差にする、です。 このように迷ったら、視点を上げて考えると答えが出ます。鳥の視点とは、鳥のように視点を上げて、全体を見る力です。人は生まれてから死ぬまで、約98%がアリの視点で終わる、と言われています。ナビットのスタッフには、是非残りの2%の鳥の視点を持った人になっていただきたいと思っています。 アリの視点の人は、半径3Mの人間関係の中で生きています。鳥の視点の人は、もっと大きな視点で全体を見ているので、あまり細かいことでクヨクヨしません。全体をみる視点があると、どこで渋滞が起きているか?や、どこがボトルネックになっているか?を予測して動くことができます。皆さんは、是非、この鳥の視点を持つ2%の人になって下さい。 最後に、魚の視点です。 魚の視点とは、ファインディングニモのように、海流に乗って素早く移動できることで、「先を読む」視点です。技術革新のスパンが早く、インターネットで瞬時に情報が流れる現代では、この魚の視点がとても重要です。 例えば、私が学生の頃はバブルの頃で証券会社が金融が花形でした。そして私の父の時代は鉄鋼や船舶が優良企業でした。このようにその時代の優良企業が、ずっと優良企業である保証はありません。 社長はこの先、何がくるか?何がトレンドになってくるか?常に先をよんで、ヒトモノカネを投資していかなければなりません。だから魚の視点が今は、とても重要です。 この3つの視点を意識して下さい。 3つ使いこなせれば最高ですが、まずは鳥の視点を身につけて下さい。鳥の視点を持つことによって、半径3M以内のくだらない人間関係で思い悩むことはまずなくなります。全体をざっくりとらえる力を持つことによって、なぜ今、こういった指示が出ているのか?が理解できるし、物事の本質も見る力が養われます。

51296R6F91L._AC_SY445_

3.「学問のススメ」 「福沢諭吉がなぜ、学問のススメの中で、学問をしなさい」と言っているか?知っていますか? 福沢諭吉と言えば、「人の上に人を創らず、人の下に人を創らず」の言葉は有名ですが、なぜ、学問をやりなさいとすすめているか?を知っている人は意外と少ないです。 答えは「人に騙されないために学問をしろ」と言っています。 学問をする理由は、出世するためでも、自己実現でも何でもなく、「モノを知らないと人に騙される。だから学問をしなさい」と言っているんですね。 世の中には知らないことで、悪意がなくても会社に損害を与えることがあります。例えば、出産手当や児童手当などは、申請しないともらえないものが多くあり、こういった手当は、会社として社員にアナウンスをしてあげなければ、社員が損をすることになります。特に、現代のような情報社会では、情報にいきつけるかどうか?の能力がとても重要です。 知らないことによって騙されたり、損を被らないよう、当社では色々な研修や社内勉強会、課題図書や制度を用意しています。学生じゃないから勉強しなくていいではなく、常に向上心をもって、一生謙虚に学ぶ姿勢を失わないよう、心がけて下さい。 私の大好きな本で「下流の宴」という本がありますが、これを読むと、人を一流たらしめるもの、二流たらしめるものは「向上心」なのだということがよくわかります。以前、読んだブログの中で、早くに起業して若いころから社長や役員をやっている人を見ると、人に頼むことばかりで、ビジネススキルが極端に低い人が多い、というのを読んで、自分自身とても反省し、真摯に学び続ける努力を怠ってはいけないと、常に新しいことを学ぶことを自分に課しています。 言いたいことは「向上心をもって一生勉強し続けて下さい」ということです。

51xjakS02WL._SX343_BO1,204,203,200_

以上、3つが、これから社会人になる皆さんに、私からお伝えしたいことです。 社会に役に立つ、立派な社会人になって下さい。  

カテゴリー: お知らせ | 仕事は楽しいかね? はコメントを受け付けていません。

鉄砲を売るな。弾を売れ!

「鉄砲を売るな。弾を売れ!」 これは以前、私が勤めていたキヤノンで言われていた言葉です。 single-lens_reflex-camera_9996 キヤノンの創始者の御手洗さんという人は、お医者さんで、胃カメラのカメラを作るためにキヤノンを創設しました。当時、カメラのレンズを作るのは大変で、光学レンズを、専門の職人が何日もかけて磨いて作っていました。 その後、カメラの製作により会社は軌道にのっていくのですが、その時、御手洗さんはフィルムを作らなかったために、 「苦労してカメラを作っても、儲かるのはフィルムばかりなり・・」 と、とても悔しい想いをしました。

★★★

この苦い反省をふまえて、次に考えたのがコピー機です。 コピー機のビジネスモデルは、保守料金という形態で、1枚コピーされるごとに、何銭という保守料金がコピー会社に入る仕組みになっています。これ以外に、コピーのトナーが高額で、使えば使うほど売れるようになっていて、この2つで、うなるほど儲かる仕組みになっていました。これによってその後、キヤノンの社長は、経団連の会長にまでなったのは、皆さん、ご存知ですよね。 ダウンロード 正直、コピー機なんてただでもいいくらいで、置いておいてさえもらえれば、保守料金が座布団モデルになっていて、チャリンチャリンと小銭がたまっていきます。 当時、私が在籍していたころのキヤノンは、純正のトナーを販売していましたが、安いサードパーティーと呼ばれる中国などがトナーを販売していおり、これを防ぐために、モデルチェンジを繰り返して、サードパーティーへの牽制をしていました。

★★★

自分で会社を創った時、思い出したのがこのスローガンです。 とにかく、1度売れたらそれっきりになってしまうようなものを販売しないこと。少額でもチャリンチャリンと積みあがり、取引が継続して行われるような形態にすること。 これを念頭に、のりかえ便利マップや駅構内図は、自分で最初に自腹を切って作成して、版権という形で企業に貸し出す形態をとりました。そしてメンテナンス費用として、継続した売り上げを確保すること、を心がけました。 現在、当社は「情報提供業」という産業分類ですが、今でもやっていることは同じで、変化の激しい情報を意識して取り扱い、それを変更させ続けることによって、安定した事業モデルを展開しようとしています。 目指しているのは、コピーの保守料のような「座布団モデル」です。  

ダウンロード (1)

当社はIT業者で、製造業と違って在庫のリスクがないため、より効率のいいビジネスモデルになっています。私がよくオープンデータや助成金情報といった、とにかく変化の激しいデータに特化して、経年変換のビジネスモデルに固執するのは、このキヤノンのスローガンが今も頭にあるからです。 「変化こそがビジネスチャンス」なんですね! ちなみにキヤノンのヤは、大文字なんですよ。ご存知でしたか? そしてキヤノンの語源は「観音様」の観音なんですよ~。

以上、最後に小ネタでした。ではでは~('◇')ゞ

オススメ書籍はこちら↓ 517Y0MQNYML._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_

オススメ書籍はこちら↓

41hWAUfBCFL._SY291_BO1,204,203,200_QL40_ML2_      

カテゴリー: お知らせ | 鉄砲を売るな。弾を売れ! はコメントを受け付けていません。

マクドナルドのお話し

よく色々な会社の人から 「なんで、福井さんのところでは、全国の主婦の人たちを使って精度の高いデータを作ることができるんですか?」 という質問を受けます。

「それは企業秘密です」

といつもお答えすることにしていますが、今日は特別に、この当社の肝のノウハウをお教えしましょう!

私はいつもこの話しをする時には「マクドナルドのお話し」をすることにしています。

★★★

マクドナルドよりおいしいハンバーガーを作れるお店は世界中にたくさんあるけれど、マクドナルドのようなオペレーションを世界中で展開できる会社は、マクドナルドしかありません。 当社は後者を目指しています。

1

たとえばSOHOアルアルだと、名刺の入力の仕事を出したら、たくさんの応募があります。ただ納品物の品質が悪くて、数字を半角で統一して出しなおして下さい、と連絡をすると誰も連絡がつかなくなります。それがSOHOアルアルです。 手軽なだけに安易に応募する人も多く、ちょっと嫌になったら平気ですっぽかすし、連絡も取れなくなります。この状況をどう改善して、クオリティの高いデータを納品してもらうか?が腕の見せどころです。 そのために、評価システムを作成して、評価をどんどん上げていく仕組みを作ったり、マニュアル化を徹底して、OJTと組み合わせて、わかりやすい説明をしたり、納品のチェック体制を強化したり、システムで納品物を一括でチェックできるようにしたりなど、色々な工夫をしています。 重要なのは「仕組み化する力」です。「仕組み化する」というのが、当社では重要なキーワードです。 例えば当社では、SOHOさんの管理のための仕組み化では、下記の「3つの施策」を実施してます。 1.マニュアル化 特に当社が、他社よりもこだわっているが「マニュアルの整備」です。 マンションの外観を撮るマニュアルだけでも、会社ごとに大量にあり、一から作成しなくても使いまわしができるようになっています。 お客様向けのマニュアルだけでなく、社内でもマニュアルの整備が徹底されていて、「お花見マニュアル」や「接待マニュアル」まであって、よく驚かれます。部署にはマニュアルの担当者がいて、お客様からの問い合わせやクレームなどは、Q&Aや障害報告として、定期的に加筆されるような仕組みになっています。 そのため、新しく仕事を始めようとする人は、まず過去の先輩の失敗談を見てから、仕事に取り掛かれるようになっています。この失敗談が重要で、ちょっとしたことでも知っているだけで失敗しないことって結構あります。そういった知見を蓄積する「仕組み」を持っていることが当社の強みになっています。

講演をするとよくわかりますが、誰でも人の成功談や自慢話しを聞くとウンザリした顔をしますが、失敗談を話すと、身をのり出して聞いてくれます。人は、人の失敗を聞くのが大好きです。だから、失敗談を最初にインプットしてから、仕事に入ってもらえるようになっています。

ダウンロード (1)

例えば以前、メルマガ送信の担当者がケアレスミスを起こして「ちゃんとマニュアルを読んだんですか?」と聞かれて、「はい、読みました」と嘘をついてもすぐにわかります。 恐らく、メルマガ送信マニュアルなんて、せいぜい2~3ページくらいのものだろうと、たかをくくっているようでしたが、実際は20ページ以上ある大作で、メルマガで送ると化ける外字の種類まで記載してあり、マニュアルの最後には、チェックシートがあり、全部のチェックをダブルでチェックしなければ、送ってはダメになっているので、そんなケアレスミスが発生しようがない「仕組み」になっています。 このように、当社のマニュアル文化は、安易な想像をはるかに上回った、かなり高度なマニュアルになっています。 全国の地域特派員の主婦の方たち、レベルもスキルもバラバラで、百石混合な人たちです。この人たちに、一定のクオリティで仕事をしてもらうには、わかりやすいマニュアルが不可欠です。そういった意味で「マニュアル化」をするノウハウの重要性をまず、理解して下さい。 2.システム化 SOHOS STYLEでは、SOHOさんの今までの仕事の成績表や、得意な仕事、仕事をすっぽかしたらフラグが立って、もう仕事が受けられなくなるなど、管理画面では、色々な機能がついています。開発費もかなりかけて開発をしています。 当社の強みは、足回りの全国からリサーチしたデータをシステム化できることにあります。こういったフィールド調査の会社には、開発がいないので、自社で入力ツールなどを開発できません。当社では社内にデザイナーもいるので、ただデータを開発するだけでなく、ビジュアルを良くしてサイトまで作成することができます。 このように、一つの会社でリサーチ、開発、デザインまでできる会社は、ありそうでないので、重宝されます。SOHOS STYLEにフアンが多いのは、ワンストップで請け負うことができるところです。 BSの制作スタッフは、簡単なチェックくらいなら、自分たちでプログラムを組んで納品できるようになるよう訓練を受けます。システム頭でデータを取り扱えるかどうか?も重要です。

40418

3.個別原価計算 最後に、胸をはって、当社が他社に自慢できる仕組みとして「個別原価計算」があります。内部スタッフの毎日つけている日報を、独自にピポットテーブルを開発して、毎週プロジェクトコードごとにデータを吸い上げ、JDLという経理ソフトに流し込むことによって、PJコードごとの「個別原価計算」ができるようになっています。 当社の場合、2万円から数千万の仕事が常に動いています。ちょっと油断すると原価オーバーになってしまい、赤字に転落してしまいます。それを防ぐために、独自にシステムを開発して、プロジェクトごとにあと幾ら使えるか?がわかるようにしてチェックしています。 このデータを月一回の全体会議でチェックして、予定利益率を下回った仕事は、先方に値上げ交渉をして、ダメなら降りる、というルールになっています。 この仕組みは本当にすごい!と色々な方にお褒めいただきます。この個別原価計算の仕組みがあるからこそ、仕事ごとの利益率を担当者が把握し、あと幾ら使えるか?を見ながら、微調整していき、最終的に予定通りの利益率で着地することができます。 以上が仕組み化のための3つの施策です。 皆さんも普段から「仕組み化する脳」を鍛えて下さいね!! ではでは~('◇')ゞ

オススメ映画↓

ダウンロード  

カテゴリー: お知らせ | マクドナルドのお話し はコメントを受け付けていません。

社会人にとって1番大切な能力とは何でしょう??

今日は私がいつも、新卒が配属された後の朝礼でお話しをする「社会人にとって一番大切な能力とは何だと思いますか?」というお話をしたいと思います。 皆さんは、社会人にとって一番大切な能力って何だと思いますか?

答えは「ホウレンソウ」の能力です。当たりましたか? 簡単なようですが、この「ホウレンソウ」って結構できない人が多いんですね。 だから、最初の配属の時に必ずお話しをするようにしています。

publicdomainq-0042378

どうしてできないか?というと、「ホウレンソウ」って結構勘違いしている人が多くて、報告して下さいといっただけなのに、自動的に「いい報告をしなければならい」と思い込んでいる人が結構、多いんですね。 というのは、以前、新卒で配属されて、SOHOさんとのやり取りなどをお願いした新卒のスタッフがいました。 心配して先輩が「大丈夫ですか?」「困っていませんか?」とマメに聞いても、 「大丈夫です」「問題ありません」とずっと言っていて、 でもある日、突然会社に来なくなり、そのまま姿を消して退職した新卒がいました。 その人のことがあるから、最初にお話しをするようにしています。 本当は最初からうまくいっていなかったのに、それを報告できなくて、気がついたらもう何が何だかわからなくなっちゃって、納期も近づいていて、自分でやるには限界があがって、と思い悩んで、もう逃げるしかなくなっちゃったんだと思います。 じゃあ、メンターの先輩が気にかけていなかったか?というとそんなことはなくて、毎日のように声をかけてフォローをしていたそうです。でも、大丈夫です、としか言われなければフォローのしようがなかった、とのことでした。 images 新卒の方にまずお伝えしたいのは、「報告」というのは「いい報告をする」ことじゃなくて、ありのままの状況を報告する、ということをまずは覚えて下さい。 上長は全員の報告を集めて、遅れているチームがいれば、余裕のあるチームからリソースを移行させます。そのための報告です。 それは車の運転と同じで、気合い、根性、能力とは関係ありません。 ガソリンがないのに、あるといって走っていたら止まるし、バッテリーも充電されていなければ出先でエンジンがかかりません。ラジエーターの水も同じです。正確にどの部分に何が足りないか?を把握して、判断を下すのが上の役目です。 そのための判断になる情報をアップさせるのが、まずは皆さんの役目です。 だから、いい報告をして褒められる必要はないし、そんなことは求められていません。 新卒がいきなり配属されて、ガンガン仕事ができる、なんて誰も期待していないし、できなくて当たり前だと思っているので、そういった気負いは不要です。 逆に早いうちに失敗をして、コツをつかんでもらったほうが有難いと、みんな思っています。だから、肩の力をまず抜いて、自分をよく見せようと思わなくていいんだ、と気づいて下さい。 ★★★ あとは新卒じゃなくても、いい年をした社会人でも、この「ホウレンソウ」ができない人って意外と多くて驚きます。特に相談もしないで、勝手に自分で判断を下してしまう人って結構いて、それが間違っていても責任を取るわけでもないし、開き直って謝罪しなかったりします。周りの人に迷惑をかけても知らんぷり、みたいな人で、周囲は本当に迷惑します。 ただそういう人とは、誰も一緒に仕事をしたいと思わないので、大体どこの組織でもうまくやっていけません。 そんな大人もたくさんいるので、若い皆さんは若いうちにきちんと「ホウレンソウ」の習慣をつけておいて下さいね! とにかく困ったことがあったら、すぐに先輩に相談して下さい。できないことはかっこ悪いことではありません。できなくて当たり前です。皆さんに教えたくてウズウズしている先輩がたくさんいることを、忘れないで頼って下さいね! 以上、ホウレンソウのお話しでした。 ではでは~('◇')ゞ 1504601330496

カテゴリー: お知らせ | 社会人にとって1番大切な能力とは何でしょう?? はコメントを受け付けていません。