ご存知の通り、助成金・補助金の支給対象はほとんどが中小企業となります。
そこで疑問になるのが
「中小企業とは具体的にどんな団体や法人が含まれるのか」
「中小企業以外の団体や法人は助成金の対象になるのか」
ということです。
NPO法人、宗教法人、事業協同組合、みなし大企業など、世間的には中小企業と見做されない団体は、助成金・補助金の支給対象となりうるのでしょうか?
1.医療法人、学校法人、宗教法人、社会福祉法人、NPO法人
中小企業の定義は「会社及び個人」です。 これらの法人は、中小企業基本法上では、会社でも個人でもないと見做されています。 そのため、中小企業には該当せず、原則助成金・補助金の支給対象となりません。 尚、特定の要件を満たすNPO法人がものづくり補助金を申請できたり、宗教法人が「雇用調整助成金の特例」の対象となったり等の例外もあります。2.事業協同組合などの中小企業団体
中小企業団体の組織に関する法律があり、それに基づく事業協同組合であれば、助成金の対象となる場合があります。 ただし、組合設立から何年経過したかなどの条件があります。