12/23(祝) 【コラムの森】美しい路線図たち

唐突ですが、アートよりも、どちらかというとデザインというものに惹かれます。
アートには自身の感情を発露するための媒体、という面がある一方、
デザインには、そのデザインしたものを使う人がいる、という「相手がいることで成り立つ」
というところが、個人的には惹かれる理由なんだと思います。

そんな中で特に好きなのがロンドンの地下鉄の路線図。
実際に使ってみて、利便性、統一感、美しさ、それでいてシンプルさを兼ね備えている
ところでとりこになりました。
今でも、これを超える路線図になるにはどんな路線図であるべきだろうか、
とよく考えています。


そんな路線図好きの参考になる本を3冊ほど。
“Mr Beck’s Underground Map”
“Underground Maps After Beck”
“Metro Maps of the World”

いずれもイギリスの本ですが、路線図のデザインについてのこうした本がそもそも発売されるということがすごいなあと思います。

というわけで、ここでは”Metro Maps of the World”から、私の好きな路線図をいくつか。


まずは今や路線図のスタンダードとなって久しいロンドンの地下鉄路線図。
その縦横および45度の線、乗換駅と乗換以外の駅のデザインなど、シンプルさの中に歴史が詰まっています。


次は10年ほど前のマドリード。全体の中心から外れた環状の線とそこから延びる線のアシンメトリーさが心をくすぐります。


次は10年ほど前のパリ。私の中ではパリの地下鉄路線図といえばこれです。最近はロンドンの路線図っぽいデザインに変わってしまったのがちょっと残念であったりします。
無数に走る、微妙に角度のついた線が好みです。


最後に紹介するのは、「あ~いかにもドイツっぽいなあ」と思いたくもなる、シュトゥットガルトの路線図。
ここまでの直線性や統一感は他には見られず、そのオリジナリティが好きです。

ロンドンの地下鉄路線図なんかは、その優れたデザイン性ゆえ、ハンカチになったりトランクスにプリントされたりして、グッズとして売られています。
日本の鉄道の路線図もそうなっていければいいなあ、と思うでんティでした。

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