ナビットの事業創造とは 〜聖地巡礼プロジェクトを通して〜
ナビットには、
社員の小さな気づきを発信し、
事業開発に活かせる仕組みがある。
ナビットの事業はすべて、社員のアイデアからスタートします。その発端になるのが、メモクリップ。これは、社員全員がアイデアを発信し共有することができる、いわば回覧板のようなシステムです。自分で思いついたアイデア、お客様がふと口にされた新しい視点などを次々と加えていくことができるものです。一つを見ればとても小さなことだとしても、それを積みかさねていくことで、事業開発につなげていくのです。
そして、こうしたアイデアについて日頃おつきあいしているお客様にご意見などを伺いながら、「それは、ぜひ欲しい!」という声がある程度集まったところで、アイデアを実行。新たな事業やサービスの糸口にしていくのです。
あらゆるデータがもつ
可能性を引き出し、
高い付加価値を提供。
こうして生まれたサービスの一つが、聖地巡礼マップ。これは、映画やアニメ、テレビドラマの舞台をめぐるファンのための、案内マップです。具体的には、ある町を訪れた観光客に対して、ドラマのロケ地になった駅や港、店舗や近隣エリアなどの情報を提供。そこに観光客が足を運ぶことで、地域内での回遊率を上げるものです。そもそも、こうした“聖地巡礼”は、作品のコアなファンが自主的に行っていたものでしたが、実は、自治体や鉄道会社にとって大きなビジネスチャンス。しかし、自治体や商店街のリーダーなどがアニメや映画に詳しくない、地域のデータがまとまっていないなどの理由で機会を逃していたのです。
そこで、ナビットでは、社員の声をヒントに聖地の情報を集め、地域に住むSOHOスタッフなどを活用してデータを集積するなどして、新たなサービスとして具現化したのです。
小さな気づきの積みかさねが、
大きなうねりを起こす。
聖地巡礼サービスのようなロケーションに対して、複数のデータを付加していくサービスは、今後、大きな発展が見込まれる世界です。これまでは、扱えるデータ量や処理の仕方にもまだ限界がありました。しかし、これからはもっと多元的な情報を連携できる時代がやってきます。そうなった時に、その場所を訪れると映画の1シーンが体験できるような街がそのままアトラクションになるようなサービスも作ることができるのかもしれません。
ある一人の気づきから生まれるナビットの事業創造。それは、予想もつかない大きな成果を生み出す可能性を秘めているのです。ここには、小さな気づきをないがしろにせず、その芽を育てていく仕組み、風土、人材が揃い、それを応援する雰囲気や文化が根づいています。
私たちは、次世代のナビットを支える事業を、ワクワクしながら共に生み出してくれる、そんな新しい仲間が増えることを期待しています。

